第1部元校長先生のおなはし「小学校ってこんなところだよ」

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1039198  更新日 令和7年12月23日

印刷 大きな文字で印刷

令和7年度の7月開催分の「元校長先生のおはなし」を抜粋してテキストデータでご紹介します

初めに

元校長先生

皆様おはようございます。さっきまでこの会場にお子さんたちがいたので、少し淋しい感じですね。今日は1時間程、お話しさせていただきますので、よろしくお願いします。

この40年間の中で、学校も変わってきました。「最近の学校はどんなところが変わったのか」「自分の子ども時代と比べて、同じところや違うところが知りたい」という質問をたくさんいただいています。

今日は、今の小学校についてお話しします。ただし、すべての学校が同じではなく、多くの学校はこんな感じですよという一般的なお話になります。

どんなことができるようになるの

お子さんのお誕生からの成長を振り返ると、1歳ごとにさまざまな成果を上げてきたことがわかります。もちろん、個人差はありますが、成長のステップを皆さんは喜んで見守ってきたのではないでしょうか。

誕生からの5、6年間でお子さんたちがこんなにも成長できるのは本当に素晴らしいことです。次の小学校では、また6年間の成長を見守ることになります。1年生のときの子どもと、卒業間近の6年生では、同じ学校で過ごしていてもまるで違う成長を遂げていることに気づくでしょう。

子どもたちは日々同じ毎日を過ごしていますが、何が変化したかは見えにくいこともあります。しかし、365日を積み重ねて次の学年に進む準備をしています。

葛飾区の小学校

葛飾区立小学校は、東京都の学校として、国の方針に基づき、子どもたちが将来社会で生きていく力を育てることを目指しています。学力向上のための工夫は各学校で異なります。豊かな心の育成や体力向上、健康の維持増進も重視されています。

学校の特色はそれぞれ異なり、学校の規模やクラスの人数、立地などが影響します。環境を生かした生活科の学習が行われる学校もあり、例えば都立水元公園での体験学習があります。

入学する学校のホームページをぜひご覧ください。学校の様子や教育内容、特色がわかります。

また、毎月の「葛飾教育の日」には、保護者や地域の皆さんが参加できる学校公開がありますので、実際の学校の様子を見に行くことをおすすめします。
詳細については、入学する学校に問い合わせてみてください。実際に学校の環境を見て、先生方の対応を体験する良い機会だと思います。

学校への連絡と情報共有の重要性

学校でも幼稚園や保育園と同様に、保護者との連絡や情報共有が大切です。入学時に「どうやって学校と連絡を取ったらいいのか?」という質問もよくあります。

保育園では毎日先生と顔を合わせますが、小学校では困ったときや心配なことがあれば、ノートに書いて先生に渡したり、電話で相談したりできます。最近では、学校によって連絡可能な時間が異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

対面での面談も可能です。個人面談の日でなくても事前に約束をすれば学校に行ってお話しできます。学校は保護者とのコミュニケーションを大切にしていますので、心配せずに相談してください。

学校と家庭が協力して子どもを育てることが重要です。保護者の方を巻き込んだ活動も工夫されています。学校だけでなく、家庭や地域とも連携して進めていくことが大切です。

安心感の輪

安心感についてお話しします。小学校に入学すると、子どもたちは新しい環境に入り、楽しみと同時に不安も感じることがあります。周りの友達と比べて「自分はできていないかも」と思ったり、ドキドキしたりすることがあります。

教員はそうした気持ちをサポートしたいと考えていますが、クラスの人数が多いため、タイミングよく声をかけられないこともあります。それでも、できる限り配慮しようと努めています。

お子さんは学校での嬉しいことや悲しいことを抱えて帰ってきますので、話をよく聞き、一緒に喜んだり、心配なことに対して提案をしたりしてください。「今困っていることを先生に伝えてみたら?」とアドバイスするのも良いでしょう。

お子さんが学校での出来事を話すとき、「大変だったね」「困ったのだね」と共感することが大切です。また、楽しかったことについても一緒に喜んであげてください。自分の気持ちを話すことで、お子さんは安心感を得られます。

小学校では、いろいろなことにチャレンジできる機会があります。安心しているお子さんは、失敗を恐れずに「もう一度やってみよう」と思えることが多いです。失敗したときには、「よかったね、失敗したけど、こういうことがわかったじゃない」と声をかけてあげると良いでしょう。

安心感のある環境を作ることが、お子さんの成長にとって大切です。
 

不登校や行き渋り

「不登校や行き渋りになったらどうしたらいいですか?」という質問が多く寄せられています。子どもたちは新しい環境に入ることで嬉しさを感じる一方で、不安も強くなります。特にお友達関係や新しい先生、教室の場所など、初めてのことが多く、不安を感じるのは自然なことです。

こうした不安に対しては、学校と連携してサポートすることが大切です。学校と相談して、保護者と一緒に登校し、時間に合わせて先生が校門まで子どもを迎えに来てくれるようにすることもできます。

1人で登校するのが難しいお子さんには、保健室の先生が話を聞いたり、気持ちを落ち着ける手助けをしたりします。こうしたサポートを繰り返すことで、少しずつお子さんは慣れていきます。

最初は不安が強くても、学校と連絡を取り合いながら、少しずつ安心感を持てるようにしていくことが大切です。お子さんが「おうちがいい」と思う気持ちも理解しつつ、学校に慣れていくようにサポートしていきましょう。

学校生活のリズムと集団生活

学校生活のリズムについてお話しします。授業は基本的に45分間ですが、最初の1週間くらいは30分の授業になることもあります。授業の後には5分から10分の休憩があり、休み時間には校庭で遊んだり、雨の日には教室で遊んだりします。

最初は45分間座っているのが難しいお子さんもいるかもしれませんが、葛飾区では幼稚園や保育園からの流れを大切にし、少しずつ慣れていけるよう工夫しています。特に4月の1週目や2週目は、学校に慣れるための時間が設けられています。その後は基本的に45分の授業が始まります。

自分一人ではなく、みんなで頑張ることが大切です。集団生活の中で、周りの友達が頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうという気持ちが育まれます。

給食について

給食当番

給食についての心配の声が多く寄せられています。特に、好き嫌いが多いお子さんにとって、給食の時間は不安なこともあるかもしれません。

給食は決まった時間に準備をして、20分程度で食べます。子どもたちは、給食の準備をしながら楽しく食事をします。

家庭で食器を並べたり、食事の準備を手伝ったりする経験があると、給食の準備が楽しくなるかもしれません。

1年生は給食の準備や配膳を行う当番活動をしますが、最初は補助的な役割から始まります。給食当番は全員が参加する活動で、子どもたちが自分の役割を理解し、協力し合います。

学校では給食の安全や準備について配慮されていますので、安心して任せていただければと思います。ただし、家庭でも時間を意識する習慣をつけることが大切です。決まった時間内に食事をすることで、学校でも同じように時間を守れるようになります。

登下校について

次に登下校についてお話しします。

学校によって登校の仕方が異なります。登校班がある学校では、子どもたちがグループで一緒に登校しますが、個別に登校する場合もあります。下校については、通学路をコース別に設定し、教員が最初の1週間から2週間は通学路の途中まで一緒に歩くこともあります。

登下校時には安全が最優先です。子どもたちが通る道には横断歩道や車が通る場所があるため、そういったところをしっかり学びながら安全に登校できるようにします。5月になる頃には子どもたちも少しずつ慣れていくと思います。

お子さんが一人で登校することになると最初は不安かもしれませんが、周りの友達や先生たちが支えてくれるので安心してください。保護者の皆さんもお子さんと一緒に通学路を歩いてみることをお勧めします。何度も歩くことで道に慣れ、安心感を持てるようになります。

また、子どもの視線からは傘の有無で見えるものが大きく変わります。入学式の次の日に突然大雨が降ることもあるので、そういった状況にも備えておくと良いでしょう。

登校時間や下校時間については、4月に保護者の方に詳しくお知らせします。最初の1週間は下校時間が10時半や11時になることもあり、給食がまだ始まらないため少し不規則な時間になります。

学校での朝の準備と上級生との関わり

学校での朝の準備についてお話しします。新しい学校生活では、朝の時間の過ごし方が大切です。

学校では1年生が大歓迎され、特に6年生のお兄さんやお姉さんが朝の準備を手伝ったり、一緒に遊んだりしてくれます。こうした先輩たちとの関わりは4月の楽しみの一つです。1年生は自分の友達を作るだけでなく、6年生とも仲良くなる機会がたくさんあります。

6年生と近い存在になることは子どもたちにとって大きな楽しみです。集団生活の中で、子どもたちは人の気持ちを理解し、相手に優しい言葉をかけたりサポートしたりできるようになります。

こうした経験を通じて、子どもたちは社会性を育み、お友達とのやりとりや自分の気持ちを伝える方法を学ぶことで、より良い人間関係を築いていけるようになるでしょう。これからの学校生活で、こうしたことを楽しみながら学んでいけるといいですね。

時には喧嘩をすることも

子どもたちは時々喧嘩をしますが、喧嘩を通じて学ぶことがたくさんあります。喧嘩の後は何ができなかったのか、どうしてそんな気持ちになったのかを考えることが大切です。

そのためには、子どもたちの気持ちを丁寧に聞いてあげることが必要です。喧嘩を通じて、自分の気持ちや相手の気持ちを理解する力を育てます。また、一緒に遊んだり活動したりする中で、楽しさを共有することや折り合いをつけることを学ぶことも重要です。

「僕はこう思うけど、君はどう?」というように、お互いの意見を尊重し合うことが集団生活の中で大切です。こうした経験を通じて、子どもたちはコミュニケーション能力を高め、他の人との関わり方を学んでいきます。

喧嘩やトラブルがあったときには、それを問題として捉えるのではなく、成長の機会として考え、一緒に解決していくことが重要です。こうしたプロセスを経て、子どもたちはより良い人間関係を築いていけるでしょう。

子どもたちの主体的な学び

今の授業は、先生がずっと話しているだけではなく、子どもたちが自分で活動する時間が増えています。お友達と一緒に考えたり、お話ししたりすることが大切にされています。子どもたちが主体的に学ぶことができる環境が整っているのが、今の学校の特徴です。

学習内容とスケジュール

国語の教科書

学習内容についてお話しします。

国語の授業は1週間の中で最も多くの時間が割かれています。次に算数や生活科の授業があります。音楽や図工の授業は週に2時間程度、体育は3時間程度あります。読書の時間もとても大切にされています。

学校の授業は全国共通の学習指導要領に基づいて行われており、この指導要領に従って教科書が作られています。お子さんが入学したら教科書を手にすることになりますので、どんな学習がどの順番で行われるのかを確認してみてください。

また、学校からのお便りも大切です。公立の学校では、学年ごとにどのような学習をするのかが記載されています。例えば、7月にはここまで勉強するという内容がわかりますので、ぜひお子さんと一緒に確認してください。

お子さんの成長を見守るためにも、こうした情報をしっかり把握しておくことが重要です。

読書への取組

葛飾区では、本を読むことが重視されており、図書室で本を借りたり、朝の時間に読書タイムを設けたりしています。また、学校によってはPTAや地域の方々の協力を得て、読み聞かせの活動も行っています。これにより、子どもたちが本に親しむ機会が増えています。

活字を読むことは想像力を育む楽しみでもあるため、ぜひ今のうちから本を楽しんで読んでほしいと思います。お子さんが本を好きになると、自然と読書の時間が楽しくなるでしょう。

覚える学習と考える力の重要性

覚える学習についてお話しします。

子どもたちはひらがなを覚えたり、さまざまなことを学んだりしますが、ただ覚えるだけでなく、考える学習も非常に大切です。小学校や中学校では、自分の思ったことを表現したり伝えたりする授業があります。

覚えることは重要ですが、それだけでは不十分です。子どもたちが「なぜだろう?」や「どうしてこうなるの?」と考える力を育てることが大切です。例えば、道を歩いているときに「どうしてこの道はこうなっているのかな?」と問いかけることで、興味や関心を引き出せます。

保護者が「なんでだろうね」と一緒に考えることで、子どもたちは自分の疑問を持ち続けることができます。家庭でもこうした声かけを通じて考える力を育てていけると思いますので、日常の中でお子さんと一緒に考える時間を大切にしてください。

1年生の後半になると、子どもたちは本を使って調べることが増え、自分で調べたことを友達や先生に話す機会も出てきます。これにより、自分の考えを表現する力や情報を整理して伝える力を育んでいきます。

タブレット学習について

葛飾区の小学校では、1年生に1人1台のタブレットが配布されます。これは貸与されたもので、最終的には6年生まで使用します。タブレットは学校の中で段階的に使っていく予定です。

学校にはICT支援員という専門の先生がいて、タブレットの使い方を教えてくれたり、困ったときに相談したりできます。授業では基本的に1年生もタブレットを使いますが、最初は正しく鉛筆を持つことやノートにきちんと書くことが大切です。

正しい姿勢で書くことは非常に重要で、タブレットを使う前に基本的な書き方や姿勢を身につけることが求められます。こうした準備を通じて、子どもたちがタブレットを使う際にも、より効果的に学ぶことができるようになります。

正しい姿勢を保つには

子どもたちの姿勢についてお話しします。

保護者からよく相談を受けますが、姿勢を維持するのが難しいお子さんが多いです。すぐに姿勢が崩れたり、座っているのが辛いと感じたりすることがあります。

特に、授業が45分間続くと長く感じることがあり、座っていること自体が難しい場合もあります。授業中に姿勢を直してあげることも必要ですが、子どもたち自身が意識して姿勢を保つことも重要です。

姿勢を維持することは学習において非常に大事な要素です。お子さんが快適に授業を受けられるように、家庭でも座る姿勢や机の高さを調整するなど、日常生活の中で工夫してみてください。こうした取り組みが、お子さんの学びをより良いものにすると思います。

英語の授業について

外国語の授業についてお話しします。

全国共通の学習指導要領では、小学校3年生以上になると英語の授業が始まりますが、葛飾区では独自の取り組みとして1年生から英語に親しむ時間を設けています。この時間は各学校で工夫されており、英語に触れる機会を増やすことを目的としています。

英語の授業は毎週行われるわけではありませんが、学校のカリキュラムに組み込まれているため、少しずつ英語に慣れていくことができます。授業は担任の先生だけでなく、外国語講師も担当し、学校によっては異なる先生から学ぶことができます。

教室には黒板の他に大型のプロジェクターやディスプレイがあり、視覚的に学ぶことができます。英語の歌を歌ったり、ゲーム感覚で学んだりすることができ、音声を使った学習も行われます。映像やさまざまな教材を使い、子どもたちが楽しみながら学べる環境があります。

このように、英語の授業はただの暗記ではなく、楽しく学ぶことができるよう工夫されていますので、ぜひお子さんにも楽しんで英語を学んでほしいと思います。

宿題について

宿題についてお話しします。

宿題は少しずつ増えていきます。具体的には、学年に応じて宿題の時間の目安が決まっており、1年生は20分、2年生は30分、3年生は40分と、自分の学年に10分を掛けた時間にプラス10分が基本です。

お子さんが家で座って落ち着いて勉強する習慣をつけることが大切です。毎日少しずつ宿題をすることで集中力が育まれます。家庭でも勉強する時間には周囲の音を少なくしたり、スマホなどの気を散らすものを遠ざけたりする工夫をすると良いでしょう。

「かつしか家庭教育のすすめ」には家庭学習に関する補足資料もありますので、ぜひご覧ください。お子さんが宿題を通じて成長できるように、ご家庭でも一緒にサポートしていきましょう。

宿題ついては、お子さんと一緒に取り組むことをお勧めします。一緒に宿題をすることで、お子さんの勉強の様子やつまずいているところを把握できます。宿題を終えたときには、できたことをしっかり褒めてあげてください。褒められることでお子さんは自信を持ち、次の課題にも前向きに取り組むことができるようになります。

「わからない」を言える勇気の大切さ

学校では「わかった人」と「わからない人」がいますが、わからなかったら「わからない」と言えることは非常に大事です。

「これはわかるけど、あれはわからない」とか「ちょっと怖いな」と素直に言えることは恥ずかしいことではなく、成長につながります。ぜひお子さんに「わからないことがあったら、遠慮せずに言ってね」と声をかけてあげてください。

お子さんが自分の気持ちを表現できるようになると、学校生活もより楽しく、安心して過ごせるようになります。手を挙げて「わからない」と言えることは勇気のある行動ですので、その気持ちを大切にしてあげてください。

学校でも子どもたちが「わからない」と言えるようにサポートしていますが、「できた人」や「わかった人」が目立つことがあります。

お子さんには「わからないことがあったら、恥ずかしがらずに言っていいんだよ」と教えてあげてください。これにより、子どもたちは自分の気持ちを素直に表現でき、安心して学ぶことができるようになります。これは学校生活をより良いものにするために非常に重要です。

子どもたちの安心感を育む大人のサポート

子どもたちが安心して学校生活を送るためには、大人のサポートが非常に重要です。

周りの大人たちが「大丈夫かな?」と心配してくれることで、子どもたちは安心感を持つことができます。例えば、おじいちゃんやおばあちゃんが「何か困ったことはない?」と声をかけることも大きな支えになります。

また、交通安全や不審者についての意識も重要です。子どもたちには、危険な状況に遭遇したときにしっかりと助けを求めることができるように教えてあげてください。「何か変な人がいたら、すぐに大人に知らせてね」と伝えることが大切です。

こうした小さなサポートが、子どもたちの自信を育て、安心して外に出られるようになります。

いじめについて

いじめについてお話しします。

いじめは、お子さんが「いじめられた」と感じた時点でいじめになります。相手の意図に関わらず、子どもが嫌な思いをした場合、それは重要な問題です。

お子さんが学校で困ったことや嫌な思いをした時には、一緒にどうしたらいいのか考えてあげてください。「何かできることはあるかな?」と声をかけることで、お子さんは安心して相談できるようになります。お子さん自身が先生に相談することも大切ですが、直接話すのが難しい場合は、保護者が学校に伝えることもできます。

子どもたちは自分の気持ちを表現するのが難しいことがあります。特に支援が必要な場合は、相手の気持ちを理解し、しっかり聞くことが重要です。学校で困ったことがあった場合、先生が事情を聞いてくれます。お子さんが言ったことを保護者が学校に伝えることで、状況が理解しやすくなることもあります。

子どもたちが自分の気持ちを表現できたときには、相手に謝ることができるようになることもあります。こうしたコミュニケーションを通じて、子どもたちは成長していきます。

問題が起きたときには、大人として冷静に対応することが大切です。「うちの子が学校で悲しい思いをしたのではないか」と心配する気持ちを持つことは自然ですが、全体像を把握し、学校と情報を共有できると良いと思います。

お子さんには「困ったことがあったら、必ずSOSを出すんだよ」と教えてあげてください。このSOSの大切さは中学校に進んでも変わりません。入学してすぐに校長先生が「いじめは悪いことだ」とお話しし、困ったことがあったら必ず相談するように伝えています。

学校では副校長や保健の先生とも関わることが多く、保健の先生は体調やけがの対応だけでなく、メンタル面も重要視しています。保護者と連携しながら、お子さんの気持ちに寄り添うことが大切です。

また、学校にはスクールカウンセラーがいて、保護者が相談することもできますし、子どもが直接相談に行くこともできます。相談できる曜日が決まっているので、予約の電話をするとよいでしょう。

相談することで問題がすぐに解決するわけではないかもしれませんが、保護者の気持ちが楽になることもありますので、ぜひ利用してみてください。

入学前に知っておきたい重要なポイント

お子さんが入学するまでに知っておきたいことについて、多くの質問をいただいていますので、重要な点を抜粋してお話しします。

自分の名前を呼ばれることについて

教室に入ったとき、先生から名前を呼ばれることがありますが、緊張して返事ができないこともあるかもしれません。特に、名前を呼ばれることが苦手なお子さんもいるため、学校もあまり厳しく求めてはいません。だんだんと元気に返事ができるよう促していきます。

保護者の方には「できるといいね」と声をかけてあげてほしいと思います。お子さんが元気に返事をしたり、自分の名前を言えたりしたら、それは素晴らしいことです。お子さんが自信を持てるように、ご家庭でも温かいサポートをお願いします。

持ち物の準備について

教室に行ったら、朝は忙しいです。机の中に荷物を入れ、決められた場所に物を置き、帽子も先生に教えられた場所にしまいます。これを毎日自分でやらなければなりません。

ぜひ持ち物の準備を手伝ってあげてください。忘れ物をしたり、かばんの中がぐちゃぐちゃになったりしないようにしましょう。こうした準備や片付けを習慣づけることで、お子さんは自分の持ち物を管理する力を身につけていきます。

持ち物の準備

着替えについて

体育やプールの時の着替えについての注意です。

脱いだ服はぐちゃぐちゃに置きっぱなしにせず、きちんと畳んでおく必要があります。

ぜひお子さんに服の畳み方を教えてあげてください。

服をたたむ

学校のトイレの使い方について

家では自動で流れるトイレが多いと思いますが、学校のトイレは自分で使った後に流す必要があります。

学校のトイレの使い方が家庭とは少し違うことを考慮し、準備をしておくことが大切です。お子さんが自分で流せるように確認してみてください。

ひらがなの読み書きについて

ひらがなは学校に入ってから勉強しますが、自分の名前は読んだり書いたりできるようにしておくとよいでしょう。

もらったものには自分の名前を書けるようにしておくと良いですね。名前を書くことは学校生活の中で非常に大切です。

規則正しい生活リズムを

すっきりと1日を始めるためには、就寝時刻を守ることが大切です。早く起きて少し体を動かすことも重要で、朝の準備をする10分前には起きると目が覚めやすくなります。

「かつしか早寝・早起き、朝ごはん食べようカレンダー」を使うと、規則正しい生活リズムを作る手助けになります。また、朝ご飯をしっかり食べることも重要で、これにより生活リズムが整います。睡眠不足のお子さんは体調を崩しやすく、授業中に眠ってしまうこともあります。

体調を維持するためにも、規則正しい生活を送り、早寝早起きを心がけ、朝ご飯をしっかり食べるようにしましょう。

かつしか 早寝・早起き、朝ごはん食べようカレンダー
令和7年度かつしか 早寝・早起き、朝ごはん食べようカレンダー【小学生用】
「かつしか家庭教育のすすめ」のすすめ

「かつしか家庭教育のすすめ」というパンフレットを読んでみてください。就学までに経験してほしい基本的な生活習慣についての情報が載っており、体力をつけることや自制心を育てることなど、さまざまなことが含まれています。これらの経験は、お子さんが学校生活をスムーズに送るために非常に大切ですので、ぜひお読みください。

皆さまからの質問の中に、「小学校の6年間で子どもたちはどのように変わっていくのか」というものがあり、それについても資料に詳しく書かれています。

例えば、1年生から3年生の間に自立心が芽生え、同じ集団や社会のルールを理解し、大人が言うことを守る中で物事の善悪を判断できるようになります。4年生から6年生になると、子どもたちはさらに成長し、より複雑なことを理解し、友達との関わり方も変わってきます。

「このぐらいの年齢は、こんな時期ですよ」ということがよくまとまっていますので、6年間のことを見通すためにぜひ一度読んでみてください。これを読むことで、お子さんの成長を理解しやすくなると思います。

かつしか家庭教育のすすめ

基本的な学校生活の流れ

最後に登校から下校までの基本的な学校生活の流れについてお話しします。テキストの5ページをご覧ください。

学校は、登校から下校まで5校時の授業がある日が多いですが、4校時の授業の日もあります。登校時間はおおむね8時から8時15分という学校が多いのですが、最近では早くなる学校もあります。

平均的な時間の流れをお伝えしましたが、この流れは学校ごとに異なるため、詳しいことは1月~2月に行われる新1年生入学前保護者会などで就学する学校の情報を確認してください。
 

終りに

急ぎ足で皆さんのご質問にお答えしましたが、すべてにはお答えできていないかもしれません。この後お時間があれば、個別にお話しすることもできますので、ぜひよろしくお願いします。

駆け足でお話しさせていただきました。ありがとうございました。
 

託児室の利用について

おもちゃ
小さなお子さんたちは託児室で保護者のみなさんとお兄さんやお姉さんを待っていました

託児室では1歳半から4歳児クラスまでのお子さんのお預かりをします。
お預かりできる人数には限りがありますので抽選になる場合もあります。

来年小学校に就学するお子さんは子ども教室に参加するため託児室の対象ではありません。

子ども教室について

当日は、保護者向け講座「元校長先生のおはなし」に合わせて、「子ども教室」が開催されました。

お子さんたちは、保護者から離れ、初めての環境の中で、初めての先生、初めてのお友だちと一緒に、楽しく小学校に行くために大切なことなどを学びました。

今日の予定
今日の子ども教室の予定です
元気に学校に行くためのおはなし
1年生になるまでに大事なことを学びました
コップおばけ作り
動くおもちゃをつくります
それぞれのアイデアでたのしい「コップお化け」ができました
絵本の読み聞かせ
大きな絵本の読み聞かせです
先生が2人かかりで大きな絵本を広げます

第2部スクールカウンセラーのおはなし

翌週には現役スクールカウンセラーによる保護者向けのオンライン講座がありました

講義の内容は関連リンクからご覧いただけます

PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局地域教育課地域家庭連携係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所4階 406番窓口
電話:03-5654-8589 ファクス:03-5698-1537
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。