葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第2節 現在の葛飾

■みんなで育ち合う葛飾に向けて :開かれた学校づくりと地域との連携

 入学時に学校を選ぶことで、意欲を持って学習や行事に取り組めるよう、学校選択制が平成15(2003)年から中学校で、翌年から小学校で導入注釈2された。これにより、各校は独自性を打ち出し始め、読書活動、農業体験、近隣高校との連携などが行われてきた。
 また、小中連携教育のモデル研究も始め、平成23(2011)年に新小岩学園(松上小学校・新小岩中学校)が、翌年には高砂けやき学園(高砂小学校・高砂中学校)が小中一貫教育校として開校した。
 学校について知ってもらおうと、開かれた学校づくりも進んだ。平成16(2004)年から「学校教育アンケート」を行い、結果を公表し学校運営に反映させている他、平成20(2008)年からは「学校評価」を全校で導入した。さらに平成23(2011)年からは、毎月1回土曜日を「葛飾教育の日」として、保護者や地域住民に授業を公開している。
 また、子どもは地域で育てようという意識の高まりから、平成16(2004)年に部活動や安全活動などを行う「学校支援ボランティア制度」を導入した。平成20(2008)年には、「学校地域応援団」を設置し、保護者や地域住民が授業の支援や登下校の見守り、模擬面接などを行っている。

特色ある学校づくり(平成27〔2015〕年)

葛西ばやしの学習。(半田小学校)
戻る時は右上の×をクリックしてください

学校地域応援団の活動(平成23〔2011〕年)

授業の支援。
戻る時は右上の×をクリックしてください




注釈2:平成28(2016)年からは、住所により指定された指定校を変更する基準に学校を希望できる項目を追加した手続きに変更した。