葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第2節 現在の葛飾

■みんなで育ち合う葛飾に向けて :【文化・芸術の振興】

 文化・芸術活動は、心を豊かにする生涯学習である。昭和30(1955)年に区民文化祭を開始すると、文化協会や合唱連盟と共催し、総合芸術祭典や合唱祭などを行ってきた。
 平成4(1992)年に葛飾区文化会館(かつしかシンフォニーヒルズ)、平成8(1996)年に葛飾区亀有文化ホール(かめありリリオホール)を開設し、身近に音楽や芸術を鑑賞できるようになった。また、区民参加コンサートや区民参加型の体験講座、美術の展示を行うなど文化・芸術の拠点となっている。平成22(2010)年には、区を舞台に人と人との心のふれあいを描いた作品を募集し、翌年に大賞・優秀作品を『かつしか文学賞作品集』として発刊するとともに、大賞作品の「広い空」注釈1は、平成 24(2012)年にかめありリリオホールで舞台化注釈2され、オーディションで選ばれた23人の区民・一般キャストも出演し、新たな形の参加型事業を開始した。

葛飾区民文化祭(平成25〔2013〕年)
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舞台化された「広い空」(平成24〔2012〕年)photo by jun ishikawa
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注釈1:作者:南部洋一。
注釈2:脚本:中島淳彦、演出:佐藤B作。