葛飾区史

第2章 葛飾の成り立ち(古代~近世)


第1節 

■ :第2章 

第2章
葛飾の成り立ち(古代~近世)
古墳時代頃から日本の大部分を掌握していたのは朝廷と貴族だった。
平安時代末期になると武士が台頭し、戦乱を経て江戸幕府のもと
太平の世を迎えた。古墳時代に人が住みはじめた葛飾区域は、
下総国に属し、室町時代には城が築かれ、関東動乱の最前線になっ
た。江戸時代になると、武蔵国に属し幕府の直轄領となり、米や野
菜の生産地として江戸を支えた。