葛飾区史

第5章 暮らしの移り変わり


第2節 低地で暮らす

■暮らしの工夫 :生活廃棄物の処理

 農家では屑の野菜や果物の皮など腐熟しやすいものを積み上げておく所があって、そこをハキダメと呼んでいた。このハキダメで腐熟したゴミに家畜の糞やわらを混ぜて堆肥を作り、畑で使った。
 ハキダメにはミミズが発生するので、ニワトリを飼っている家ではそれをニワトリの餌にした。また、このミミズを買い歩く業者がいて販売した家もあった。

堆肥を作る(昭和31〔1956〕年、水元猿町〔現西水元〕)
戻る時は右上の×をクリックしてください