ねずみ駆除の手引き

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ページ番号1003513  更新日 令和7年6月9日

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ねずみの種類と特徴、侵入経路、駆除方法を紹介します。

ねずみの種類と特徴

ドブネズミ

ドブネズミの写真
ドブネズミ

体長: 22から26センチメートル(フンの大きさは1から2セン

    チメートル)

形態:  ・200から450グラム

     ・毛色は背面が褐色、腹面が白色。耳は小さく、尾は体

     長より短い。

生態: ・水辺を好み、多湿や寒さに強い。

     ・垂直運動や綱渡りは得意ではないが、泳ぎは上手。

食性:  雑食性で、特に動物質を好む傾向がある。

生息場所: 植え込み、下水溝、下水管、公園の地面、ビルの低層階

警戒心: あまり強くない。

殺そ剤: 感受性が高い(よく効く)。

捕獲 : 比較的捕まえやすい。

クマネズミ

クマネズミの写真
クマネズミ

体長: 15から20センチメートル(フンの大きさは0.6から1セン

    チメートル)

形態: ・毛色は背面が褐色、腹面が淡い黄褐色か白色が多い。

     ・耳は大きく、尾は体長より長い。

生態: ・運動能力が高く、壁や電柱を軽くよじ登って家の中へ

     入ったりする。

     ・乾燥に強く、寒さに弱い。

食性: 雑食性で、肉類、穀類、野菜、果物等何でも食べるが、特に

    植物質を好む。

生息場所: ビル内部の高い場所、壁の中、天井裏

警戒心: 警戒心が強く、狭いところや物陰に沿って行動する。

殺そ剤: ・感受性が低い(効きにくい)。

           ・毒えさ(殺そ剤)が御飯がわりになるような免疫性を持った「ねずみ」もいる。

捕獲: 非常に難しい。

ハツカネズミ

ハツカネズミの写真
ハツカネズミ

体長: 6から9センチメートル(フンの大きさは0.4から0.7セン

    チメートル)

形態: 毛色は灰褐色、小型のため他種の幼獣と間違われるが、

    幼獣と比較すると体の均整がとれている。

生態: 運動量はクマネズミほど高くない。

食性: 植物質(穀物・種子等)を好んで食べる。

生息場所: ・畑地やその周辺に棲み、人口密集地には少ない。

        ・秋から冬にかけて農家や納屋に侵入し、縁の下や外壁と内壁の間などに巣を作る。

        ・都会でも人家やビルにも生息しているが、港湾周辺の倉庫に棲むことが多い。

警戒心: あまり強くない。

殺そ剤: 感受性高い(よく効く)。

捕獲: 容易

3種のねずみの大きさの比較

上からドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの写真
上からドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ

ねずみはどこから入ってくるのか?

侵入口
ねずみの侵入口

 

 一般の住宅では、通風口、換気扇、エアコンの取り付け口、外壁の隙間、排水管の周囲などがねずみの格好の出入り口となります(図に丸く囲んである部分)。

 

 

小さな隙間から侵入するクマネズミの写真
小さな隙間から侵入するクマネズミ

 

 

 根本的な解決策は家にねずみを入れないこと、つまりねずみの侵入口をふさぐことです。葛飾区内で被害の多いクマネズミは約1.5センチメートル位のわずかな隙間からでも自在に出入りをします。 

ねずみを防除しましょう

ねずみが棲みにくい環境をつくる方法や、ねずみの駆除方法について紹介します。

ねずみに入られないようにしましょう。

 外壁などにねずみに入られそうな隙間や小さな穴(1.5センチメートル以上の穴)を見つけたら、細かい目の金網や金属タワシ、コンクリート、パテなどねずみにかじられにくい材料で補修することが大切です。しかし、自分ですき間をふさぐことができない場合や、危険が伴う配電盤等の穴をふさぐ場合は専門の業者にお願いしましょう。

ねずみの食べ物になりそうなものをしっかり管理しましょう。

 ねずみは人間の食べ物はもちろんのこと、ペットフ-ドから生け花、植木鉢の苗にまでいろいろなものを食べます。 食品は密封できる容器に収納しましょう。また、台所から出る生ゴミは、ゴミ回収日まで、蓋の締まるポリバケツに保管しましょう。

食べ物の管理
食べ物の管理をしっかりしましょう

整理整頓をしましょう。

 ねずみはティッシュペーパーや雑巾、ポリ袋、新聞紙などを巣の材料として、壁の中や屋根裏のほか、押し入れ、天袋、家具の裏、冷蔵庫などの電気器具の裏など人の手の届きにくいところに巣をつくります。 ねずみに巣の場所と、材料を与えないように、部屋の中を整理整頓しましょう。

整理整頓
家の中を整理整頓をしましょう

ねずみを退治しましょう。

 ねずみの駆除には次のような方法があります。

1. 毒えさ(殺そ剤)を使う方法  

 毒えさ(殺そ剤)は、ねずみがよく出る場所に置きます。(他の生物に危害を与える危険があるので屋外にはおかないでください)

 また、毒えさ(殺そ剤)は、ねずみが食べないからと言って、場所をすぐに変えてはいけません。慣れるまで時間がかかりますので、少なくとも1週間程度は様子を見ましょう。

2. 粘着板(粘着シート)を使う方法

 粘着版は台所や廊下、天井裏などねずみが走り回る場所に置くのが効果的です。枚数も1枚より2枚と、数が多いほうがかかりやすくなります。

 また、ねずみがよく通る通路の脇に障害物を置き、通路幅を狭くし、粘着シートの上を通るように設置するとより効果的です。

3. 駆除についての注意点

 毒えさ(殺そ剤)も粘着版(粘着シート)も必ず点検できる場所においてください。

 また、ねずみがかかった場合、または死んでいたねずみを見つけた場合はすぐに処分しましょう。そのままにしておくと、ねずみに寄生していたイエダニに刺されたり、ハエが発生します。

毒えさと粘着板
毒えさ及び粘着板を置く場所

ねずみ駆除について心がけたいこと。

 ねずみは利口なので、毒えさを食べなかったり、粘着板(粘着シート)を避けて歩いたりすることがあり、駆除は大変難しいものです。駆除するよりも家に入られないように、家を点検し、ねずみの侵入口を見つけたらふさぐのが効果的です。

 駆除が思うように進まない場合は、生活衛生課 環境衛生担当係までご相談ください。

 また、専門業者による駆除をご希望される場合、区では特定業者の紹介を行っておりません。業者をお探しの場合は以下までご相談ください。

(公社)東京都ペストコントロール協会 03-3254-0014

 

 (写真・絵はねずみ駆除協議会提供)

このページに関するお問い合わせ

生活衛生課環境衛生担当係
〒125-0062 葛飾区青戸4-15-14 健康プラザかつしか内
電話:03-3602-1242 ファクス:03-3602-1298
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。

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