食中毒予防の三原則について

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ページ番号1001986  更新日 令和5年7月5日

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令和4年の食中毒発生件数については、全国で患者数6,856名、事件数962件、死者数5名でした。夏場には細菌性の食中毒が多く発生していますが、冬場にはノロウイルス食中毒が多く発生しており、一年を通して食中毒が発生しやすくなっています。これらの中には死亡事例や重症者が数多く出た事例もあります。食中毒の予防方法を理解して、実践するように心がけましょう。

食中毒予防の三原則

食中毒予防の大原則として、細菌を「つけない」・「増やさない」・「やっつける」の3つの原則があります。これらを確実に行って、食中毒を防止しましょう。

つけない

ノロウイルスをはじめ、O157やカンピロバクター等、最近流行している食中毒の原因となるウイルスや菌は、少量(100個程度)でも口から体内に入ってしまうとお腹の中で増えていき、しばらくしてから発症します。そのため、「つけない」対策が最も重要になっています。
 
●手をよく洗う
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌を食べ物に付けないように、次のようなときは、必ず手をよく洗いましょう。手を洗う時間は30秒間以上で、よく拭いた後にアルコール消毒すると一層効果的です。
1.調理を始める前
2.生の肉や魚、卵などを触った後
3.トイレに行った後
 
●調理器具を洗う
生の肉や魚などを調理した器具から、野菜や調理済み食品などへ菌を移さないように、使用の都度、きれいに洗いましょう。
 
●相互汚染を防止する
肉や魚のドリップ(汁)を野菜や調理済み食品などに付けないように、ラップをしたり、容器に入れたりして保管しましょう。

増やさない

●冷蔵庫で保存する
細菌の多くは夏場などの高温多湿な環境下で増殖が活発になります。一方で10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品やそう菜などは、購入後、できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。

やっつける

●しっかりと火をとおす
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉料理は中心部までよく加熱し、中まで火がとおっているか確認することが大事です。
しかしウイルスは細菌よりも高温で長い時間加熱しないと、死滅させることができません。目安は85度から90度で90秒以上となっており、細菌の場合の75度1分以上に比べて、厳しい温度と時間が設定されています。

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このページに関するお問い合わせ

生活衛生課食品衛生担当係
〒125-0062 葛飾区青戸4-15-14 健康プラザかつしか内
電話:03-3602-1242 ファクス:03-3602-1298
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