葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第2節 現在の葛飾

■安心して住み・憩い・働き続けられるまちに向けて :京成立石駅周辺のまちづくり

 京成立石駅の周辺は、古くからの商店が軒を連ね、昭和レトロで下町らしい雰囲気が魅力となっている。その一方で、細街路が多く、老朽化した建物が密集するなど防災面に課題があり、東京都の「防災都市づくり推進計画」では、災害時に危険度が高い地域として整備地域に指定されている。
 これらの課題を解決し、防災性・利便性を向上すると共に、商業の活性化を図り、「活力と魅力にあふれた立石」を実現しようと、地域住民が主体となり、平成9(1997)年に「立石駅北口地区再開発研究会」を、平成11(1999)年には「立石駅南口地区再開発勉強会」を発足し、まちづくりの検討を進めた。これを受け、北口地区において、平成13(2001)年に交通広場の都市計画が決定し、平成19(2007)年には「立石駅北口地区市街地再開発準備組合」を設立した。また、北口地区は平成26(2014)年に区が公表した「総合庁舎整備基本構想」の中で、庁舎移転の最優先候補地となっている。さらに、南口地区においても、平成25(2013)年に「立石駅南口東地区市街地再開発準備組合」を、平成27(2015)年には「立石駅南口西地区まちづくり協議会」を設立し、駅の南北で地元権利者が中心となってまちづくりが進められている。

立石駅周辺地区まちづくり検討区域
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立石駅北口地区市街地再開発準備組合主催の防災まちづくりイベント
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