葛飾区健康経営優良事業者認証制度の認証事業者の取組を紹介します

葛飾区健康経営優良事業者認証制度の認証事業者である、丸良建設株式会社さんに健康経営の取組についてお話を伺いました。

丸良建設株式会社

【事業内容】プレストレストコンクリートによる橋梁工事（高速道路など）の専門工事事業者
【所在地】　東新小岩5-1-4 第一庄建ビル3階　

（写真左から） 安全衛生推進室 山崎 乃理子さん、代表取締役 潤間 将輝さん、安全衛生推進室長 潤間 幸稔さん

健康経営に取り組みはじめたきっかけを教えてください

【潤間社長】健康経営のことは金融機関の勉強会で知りました。人手が限られる中、一人でも多くの社員に長く当社で働いてほしいと思ったことがきっかけです。また、建設業界は職場環境がキツいと思われがちなので、そうしたイメージを払拭して、会社のイメージアップを図りたいとも考えていました。

これまでどのような健康経営の取組を実施してきましたか

【山崎さん】毎年、健康診断の結果が出た後に、産業医からのアドバイスをふまえ、安全衛生推進室のスタッフが社員全員と健康に関する個別面談を実施しています。普段の食生活について聞き取り、野菜中心のメニューをおすすめしたりもしています。

【潤間社長】面談の中で「血圧」「中性脂肪」「γ-GTP」の3項目について会社の目標基準値を説明し、それに達するように頑張ってもらっています。

【山崎さん】社員の禁煙にも取り組んでいます。当社独自の「禁煙宣言書」を提出した社員には商品券をプレゼントしています。さらに、禁煙のモチベーション維持のため、一定期間禁煙を継続できれば追加で商品券をプレゼントしています。もちろん強制ではありませんが、徐々に宣言する社員が増えるように働きかけていきたいです。

健康経営に取り組んでことで、どのような効果がありましたか

【潤間社長】社員の健康に対する意識がかなり向上しました。やはり明確な目標があると前向きに取り組みやすいようです。

【山崎さん】個別面談を実施したことで、内勤の私たちと普段は現場にいる社員とのコミュニケーションが取りやすくなりました。健康に関することだけではなく、何か困ったことがあれば会社に相談できるという安心感が生まれたのではないかと思います。

【潤間社長】今年、新卒者（高卒生）が3名入社しました。彼らの出身校の先生方から「健康経営に取り組んでいて、国や自治体の認証を受けている会社は安心して生徒に紹介できる」と言われたこともあり、採用活動にもプラスの効果があったと実感しています。

今後、取り組んでみたいことはありますか

【山崎さん】食生活に偏りがある社員がまだ多いので、現場に社食サービスを導入して健康的な食事を提供したいと考えています。食費の節約にもなります。

【潤間社長】健康経営をさらに推進していくため、安全衛生推進室のスタッフに衛生管理者や労働衛生コンサルタントといった資格を取得してもらえればと考えています。研修受講など、会社として勉強を応援したいです。

これから健康経営に取り組む事業者さんへメッセージをお願いします！

【潤間社長】健康経営のメリットは多いです。限られた人員で成果を出し続けるには、社員が心身ともに健康であることがなりより重要だと思います。ぜひ多くの事業者さんに健康経営にチャレンジしていただきたいです。

取材にご協力いただき、ありがとうございました！