くらしのまど《広報かつしか令和7年9月25日号掲載》
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住宅のリースバック契約に関するトラブルに注意しましょう
自宅(マンションや戸建て)を売却する契約と同時に、その不動産の賃貸契約を結び、家賃を払いながら同じ家に住み続ける「住宅のリースバック契約」に関する相談が多く寄せられています。
今回は、その事例とアドバイスをご紹介します。
事例1
ある日、自宅のマンションにリースバックの業者が訪ねてきた。インターホン越しに断ったが「カタログだけでも渡したい」と言われ、ドアを開けて説明を聞くことになった。6時間を超える説明で判断能力も低下してしまい、契約書にサインをしてしまった。後日、家を売るつもりがないため、契約の解除をしようとしたが、違約金が発生すると言われてしまった。
事例2
生活に困っていた時にリースバックのCMを見て、業者に電話をした。その後、何度かやり取りをし、自宅マンションのリースバック契約を結んで約1600万円で売却した。業者からは「自宅にそのまま住み続けられる。家賃は約6万円」と言われ承諾した。3年後、突然家賃が11万円と高額になった。業者からは「3年経過後に家賃が上がることはリースバック契約時に説明している。払えないなら早急に退去してほしい」と言われてしまった。
アドバイス
▼ 自宅を売却するつもりがなければ、業者へ売却の意思がないことをはっきりと伝えましょう。断ったにもかかわらず勧誘を続けることや、長時間の勧誘は宅地建物取引業法で禁止されています。
▼ 解約後の違約金が発生するか、途中で家賃が変動するかなど事前に契約書を確認するとともに、家族など周りの人に相談しましょう。
▼ 契約する場合は、仕組みをきちんと理解し、複数の業者から条件を聞きましょう。また、売却後に家賃の支払いが発生することから、家賃を支払い続けられるのかよく考え、場合によっては退去を求められることがあることを理解しておきましょう。
困ったときやトラブルになった場合は、消費生活センターへご相談ください。
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