葛飾区水害ハザードマップ【解説編】(多言語版)
こちらのページでは、108個の言語で「葛飾区水害ハザードマップ【解説編】」を閲覧することができます。
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令和4年7月発行の情報です。

第1章 葛飾区の地域特性について
◇葛飾区の地勢


◇治水事業
◇中川の治水対策


首都圏外郭放水路
中川の上流部にある春日部市の首都圏外郭放水路や三郷市の三郷放水路等が整備されて、中川の水位が高まった時に、中川の水を江戸川に排水できるようになりました。そのため、中川の上流部で水位が高くなっても、下流部に位置する葛飾区内の中川の水位はあまり高くならずに済んでいます。
◇荒川の治水対策
荒川では上流部の埼玉県に大きな調節池を作り、河川の水位が高まっている時には、この調節池に川の水を流して、水位をコントロールしています。荒川の調節池を増やす事業も、着手されており、完成すると荒川の洪水リスクが更に軽減されることになります。

洪水調節量は、東京ドーム約30杯分。
江戸川の上流部にも、同様の調節池があります。

出典:関東地方整備局利根川ダム統合管理事務所ホームページ
令和2年3月に完成しました。
◇利根川の治水対策
昭和22年のカスリーン台風の際には、利根川の決壊によって区内のほぼ全域が浸水してしまいました。利根川上流部の八ッ場ダムが完成したため、利根川氾濫のリスクが軽減されました。
◇綾瀬川の治水対策
区内で綾瀬排水機場が整備され、綾瀬川の水位が高まった時に、綾瀬川の水を荒川に排水できるようになりました。このため、区周辺で綾瀬川の氾濫が起きる危険性は、以前に比べて大幅に低減しました。綾瀬川でおよそ100年に1度の規模の大雨(計画規模)で洪水が起きても、区内は浸水しないと想定されています。
葛飾区を水害から守るための治水対策が進められています!
第2章 災害時の避難行動の原則について
◇地震時の避難行動フロー図
地震の時も、水害の時も、近くの小・中学校に行けば良いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います!地震の時には、延焼火災から安全を確保するために「避難場所」に避難する必要があります。水害の時には、浸水しない安全な地域まで避難する必要があります。地震時と水害時では避難行動が異なりますので、正しい避難行動を確認しましょう!
◇大規模水害時の避難行動フロー図
洪水緊急避難建物とは 区内のいずれの河川が氾濫しても、浸水しないフロアのある区施設を指定しています。必要に応じて開錠をするので、緊急時には夜間・休日でも利用できます。※あくまで緊急的な避難施設です。区職員等が運営をする避難所とは異なる役割の施設です。浸水しない安全な地域の避難所や自主避難先への避難が、避難行動の原則です。
◇避難のときの心得
(1)車での避難は避けてください!
多くの方が車で避難すると、交通渋滞の原因になってしまいます。逃げ遅れて浸水すると動けなくなるので、特別な場合を除き、徒歩や公共交通機関等を利用して避難しましょう。お身体が不自由な方を同乗させて、車で避難する場合には、避難情報(高齢者等避難)が出たら、すぐに避難を開始しましょう。
(2)危険な個所は避けましょう
大雨が降った時は、道路の低くなっているところや道路等の下をくぐる立体交差(アンダーパス)に水がたまるなど、危険な状態になります。避難経路にこのような場所がないか、日頃から確認しておきましょう。
(3)障害のある方やお年寄りなどの避難に協力を
障害のある方やお年寄り、乳幼児、妊婦などの要配慮者は、早めの避難が必要です。地域で協力しながら、避難の声掛けや避難所への避難支援をしましょう。
◇視覚や聴覚等に障害があり、避難情報を把握できるか不安な場合には
電話やファクスで災害情報をお届けします
区では、視覚障害または聴覚障害により、身体障害者手帳の交付を受けている方を対象に、大規模災害時に区が発令する避難情報を電話・ファクスで伝達します。情報の伝達には、事前の登録が必要ですので、希望される対象者の方がいましたら、危機管理課までご連絡ください。
連絡先 危機管理課計画係
電話番号 03-5654-8572
ファクス 03-5698-1503
◇分散避難とは
分散避難とは、避難所での感染症対策として、多くの人が集まる状態を避けて、避難所以外の場所へ分散して避難することです。
避難所に収容できる人数には限りがありますので、避難所以外の場所に避難ができないか、考えてみてください。
在宅避難とは 3階以上等、浸水の危険がない建物に住んでいる場合は、自宅にとどまる。
縁故避難とは 浸水のおそれがない親戚・知人の家やホテル等へ避難する。
避難所への避難 区が開設した避難所へ避難する。
◇日頃からの心得
いざという時のために、日頃から避難の際に持ち出すものを整理したり、避難の手順について、家族や地域の方と話し合っておきましょう。
(1)避難先や避難経路を確認しておきましょう
ハザードマップを見て、どの河川が氾濫しそうな時には、自分の住んでいる地域では、どこへ避難すれば良いのか、確認しておきましょう。また、徒歩や公共交通機関での避難経路についても確認しておきましょう。
(2)非常時持出品を準備しておきましょう
第9章を参考にして、避難する際の非常時持出品をリュックサック等に入れて、準備しておきましょう。水害時だけでなく地震時にも活用することができます。
(3)台風や大雨等の情報に注意をしましょう
台風が接近している際等には、テレビやラジオ等で気象情報を確認してください。また、第3章を参考にして、河川の水位や気象警報・注意報等の情報収集もしてください。
第3章 水害からの避難のための情報収集について
◇河川・気象情報と収集方法
河川の水位の確認方法
河川事務所のホームページで、河川の水位を公開しています。
パソコンやスマートフォンで情報収集をする場合には、河川事務所のホームページから河川の水位等を確認してください。
- ■荒川の水位を確認したい場合は、こちらの「荒川下流河川事務所 ライブ映像」をクリックしてください。(外部リンク)
- ■江戸川・中川・綾瀬川水位を確認したい場合は、こちらの「江戸川河川事務所 川の観測情報」をクリックしてください。(外部リンク)

NHKのデータ放送で、河川の水位や雨量等が確認できます
1.チャンネルをNHK総合テレビに合わせ、リモコンの「d」ボタンを押してください。
2.メニューから「地域の防災・生活情報」→「河川水位情報」を選択すると、テレビに登録されている郵便番号に合わせて地図が表示されます。※河川の水位が上昇し、氾濫危険水位に到達するおそれがある場合等には、区から避難情報が発令されます。
※河川の水位が上昇し、氾濫危険水位に到達するおそれがある場合等には、区から避難情報が発令されます。
◇大雨・洪水・高潮に関する注意報・警報(気象庁が発表します)
大雨による危険が迫った場合、気象庁から「注意報」「警報」が発表されます。警報の基準をはるかに超える豪雨等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合は、「特別警報」が発表されます。
警報級の現象が5日先までに予想されているときは、その可能性を「早期注意情報(警報級の可能性)」として[高]、[中]の2段階で発表されます。大雨に関して、翌日までの期間に[高]または[中]が予想されている場合は、災害への心構えを高める必要があるとされる警戒レベル1となります。
※「特別警報」が発表されない場合でも、甚大な被害が発生する可能性があります。
▼葛飾区の気象警報・注意報-気象庁
⇒葛飾区の気象警報・注意報の発表状況や、5日先までの早期注意情報(警報級の可能性)を確認できます。
◇更に詳しい河川・気象情報等の入手先(インターネットサイト)
▼川の防災情報-国土交通省
⇒国土交通省にて観測している降雨量や河川水位情報等をリアルタイムで確認できます。
▼東京都 水防災総合情報システム-東京都建設局
⇒東京都にて観測している降雨量や河川水位情報等をリアルタイムで確認できます。
▼雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)-気象庁
⇒今後1時間の雨雲の動きの予報(降雨量もわかります)を確認できます
◇区民のみなさんがとるべき行動
避難情報や防災情報は、状況に応じて下の表のとおり発表されます。また、大規模水害が起きる可能性がある場合、江東5区共同で水害の発生が想定される48時間前から広域避難の情報を発表します。(第7章参照)
避難情報は必ずしもこの順番で発令されるとは限りません。また、これらの情報が発令されていなくても危険を感じたら避難するなど、適切な行動をとってください。
高齢者等避難(警戒レベル3)が発令されたら、高齢者等の避難に時間がかかる方は避難開始!
避難指示(警戒レベル4)が発令されたら、全員避難開始!
区内を流れる河川の水位が上昇して、氾濫する可能性が高まった場合には、浸水するおそれがある地域を対象に、避難情報を発令します。
※区内で大雨が降っていなくても、河川の氾濫が発生することもありますので、区からの避難情報に従って、避難行動を取ってください。
どの河川が氾濫しそうかによって、避難が必要な地域や、避難する場所も異なります。
避難情報を発令した際には、併せて開設した避難所についてもお知らせをします。
警戒レベル3の高齢者等避難は、早ければ氾濫が発生する半日から1日程前には発令します。安全な場所まで避難していただく十分な時間はありますので、落ち着いて避難を開始してください。
◇避難情報の入手方法
◇正しい情報の入手方法を知っておきましょう
葛飾区では避難情報を発令した際には、夕焼け小焼けの放送を流している防災行政無線でサイレンをならしたり、区内の携帯電話に一斉にメールを配信する等して、お知らせをします。サイレンやメールで区が避難情報を発令したことに気が付いたら、区の公式ホームページで詳しい避難情報の内容を確認してください。
インターネットを利用できない場合は、NHK、J:COMなどのテレビをご覧になるか、ラジオでかつしかFM(78.9MHz)を聞くか、区役所にお電話でお問い合わせください。
葛飾区役所 電話 03-3695-1111(代表)
●防災行政無線
緊急・災害情報などを迅速に伝達するため、区内131ヵ所に屋上スピーカーを設置しています。
防災行政無線で放送した内容は、区ホームページでご覧になれるほか、電話やアプリで確認することができます。
電話 0800-800-0657(フリーダイヤル)
かつラッパ(防災行政無線確認用アプリ)
●葛飾区ホームページ
区の非常時の対応や態勢、災害情報、注意報・警報などの気象情報をお知らせします。
ホームページがつながりにくい場合には、SNSでも同様の情報を発信していますので、SNSをご確認ください。
●SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用した、災害情報の提供
▼葛飾区フェイスブック
@katsushika.city
▼葛飾区X
@katsushika_city
●かつしかFM(78.9MHz)
区との協定に基づき、災害情報を音声でお知らせします。
●J:COM東葛・葛飾(地上デジタル放送11チャンネル)
区との協定に基づき、災害情報を映像でお知らせします。また、区の防災広報番組を製作し、放送しています。
注意! 視聴には事前の加入が必要です。
【問い合わせ】
J:COM東葛・葛飾
電話 0120-914-000(午前9時~午後6時)
●葛飾区安全・安心情報メール
大規模災害発生時の緊急情報など、防災や防犯に関する情報を携帯電話やパソコンなどに配信します。
利用には事前登録が必要です。
【登録方法】
パソコン
区ホームページ(トップページ→オンラインサービス→メール配信サービス→葛飾区安全・安心情報メール)から。
携帯電話・スマートフォン・タブレット端末
下記の宛先に空メールを送ると登録内容の返信メールが届きますので、案内に従って入力してください。
機種によって登録できない場合があります。
▼メールマガジン登録用受付アドレス
katsushika@katsushika-mail.jp
●スマートフォン・携帯電話への一斉メール
区内全域に発信します。受信時には、警告音でお知らせします。(登録は不要です。)
第4章 自宅にとどまる場合のリスクと対策
◇大規模水害時、自宅にとどまった場合
河川の氾濫によって浸水すると、ライフライン(電気・ガス・上下水道・電話など)が使えなくなり、イラストのように生活するのは困難になります。
そのため、浸水しない安全な地域に避難する必要がありますが、自宅にとどまらざるを得ない場合には、水や食料の他、ライフラインの途絶に向けた備蓄もしておきましょう。
□LEDライト:LEDだと長く光り続けます。
□卓上コンロ(ボンベも忘れずに):調理ができる他、お湯を沸かして濡れタオルを作って身体を拭けば、お風呂の代わりにもなります。
□簡易トイレ:トイレの水も流せなくなるため、簡易トイレが必要です。
□発電機:卓上コンロのボンベで発電ができる、家庭向けの発電機もあります。病気や障害等で電気が止まると生命の危険がある場合には発電機の備蓄も検討してください。
第5章 地域別の浸水リスクや避難行動について
◇地域別の浸水リスクについて
葛飾区内でも地域によって浸水リスクは異なります。自分の住む地域では、どの河川が氾濫しそうな時には、どのような避難行動を取れば良いのか、確認しましょう。
洪水の浸水想定のマップには、計画規模(※)と、1000年以上に1度の規模の大雨によって洪水が起きた場合を想定した想定最大規模の2種類があります。
※荒川・江戸川・利根川の計画規模降雨は、およそ200年に1度の規模の大雨
中川・綾瀬川の計画規模降雨は、およそ100年に1度の規模の大雨
となっています。
ハザードマップは、全ての破堤点(堤防が決壊すると想定したところ)の予想結果を重ね合わせて作成されています。第5章では、特定の破堤点での浸水想定の図も例示して、各地域の浸水リスクについて説明しています。
コラム 西日本豪雨
平成30年7月豪雨(西日本豪雨)では、死者・行方不明者は200人を超え、平成最悪の豪雨災害となりました。6月28日から7月8日までの総降水量は四国地方で1,800ミリ、東海地方で1,200ミリを超えたところがありました。
葛飾区周辺では治水事業が進んで洪水のリスクは軽減していますが、想定最大規模の大雨によって河川が氾濫した場合の被害想定や避難方法についても、確認しておきましょう。
◇西部地域の浸水リスク(荒川氾濫時の避難方法)
◇西部地域の浸水リスク(中川氾濫時の避難方法)
◇西部地域の浸水リスク(江戸川氾濫時の避難方法)
◇南部地域の浸水リスク(荒川氾濫時の避難方法)
◇東部地域の浸水リスク(荒川氾濫時の避難方法)
東部地域の浸水リスク(中川氾濫時の避難方法)
東部地域の浸水リスク(江戸川氾濫時の避難方法)
第6章 内水氾濫・外水氾濫(洪水)が起きた場合の浸水状況
内水氾濫マップ
1時間あたり50mmを超える大雨が長く続くと、下水の処理能力を超えてしまい、マンホールや排水溝等から水が溢れる「内水氾濫」が発生するおそれがあります。
「内水氾濫」は河川の氾濫と異なり、数時間程度で浸水は解消します。
「内水氾濫」が起きるような大雨が続いている場合に、地下や1階にいる場合には、2階以上に避難しましょう。

(総雨量589mm、時間最大雨量114mm)
荒川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水深】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
荒川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水継続時間】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
中川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水深】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
中川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水継続時間】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
綾瀬川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水深】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
綾瀬川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水継続時間】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
江戸川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水深】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
江戸川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水継続時間】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
利根川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水深】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
利根川浸水想定区域図 想定最大規模【浸水継続時間】

(1000年以上に1度の規模の大雨)
第7章 複数河川・高潮の氾濫からの広域避難について
◇江東5区(葛飾区、江東区、墨田区、足立区、江戸川区)大規模水害ハザードマップ
大型台風などが接近したときは、外出できないほどの強い雨や風が予想されます。大規模水害が起こりそうな時には、江東5区からの避難情報にしたがって、早め早めに避難行動を開始しましょう。
荒川と江戸川の両河川が氾濫するおそれがある場合の、浸水想定についても確認しておきましょう。

江東5区広域避難推進協議会 発行(平成30年8月初版)
浸水想定区域の居住人口が膨大であるため、多くの人が浸水区域内にとどまると、全ての人を救助するには長時間を要します。また、2週間以上浸水することも想定されるため、住まいや区内の避難建物に居続けることは困難です。
◇高潮による氾濫について
中心気圧930hPa以下の猛烈な台風が東京に接近した場合には、高潮が発生して、江東5区のほぼ全域が浸水するおそれがあります。高潮が発生するおそれがある時は、江東5区が早い段階で広域避難指示を発令し、避難を呼びかけますので、区からの情報に注意をしてください。
◇大規模水害が発生したら
◇広域避難とは
広域避難とは、区外の標高が高い地域や浸水のおそれがない地域へ避難することです。
荒川と江戸川が同時に氾濫するような大規模水害が発生すれば、江東5区(葛飾区、江東区、墨田区、足立区、江戸川区)のほとんどが浸水し、2週間以上にわたって浸水が続く地域もあります。江東5区内で避難が必要な人は約250万人と推定され、区内にとどまり孤立すると、衛生的にも精神的にも大きな負担になります。あなたと家族を守るため、江東5区からの避難情報が発令されたら、広域避難してください。

※広域避難先の災害情報(水害、土砂災害等)にも注意してください。
◇江東5区で発令する避難情報について
大規模水害が起きる可能性がある場合には、江東5区のほぼ全域に広域避難指示が発令されます。各区からの情報に注意して、適切な避難行動を取ってください。
72時間前(3日前) 共同検討開始
江東5区が共同で、大規模水害への対応について検討します。
↓
48時間前(2日前) 自主的広域避難情報を発表します
広域避難指示を発令する前に、自主的な江東5区外の安全な場所への避難を呼びかけます。
↓
24時間前(1日前) 広域避難指示を発令します
区長が、江東5区外の地域への避難を指示します。
↓
9時間前 域内垂直避難(緊急)を発令します
広域避難をする時間的な猶予がないと判断した際に垂直避難行動をとるように区長が指示を出します。
↓
氾濫発生
大規模水害発生後、浸水しなかった区域の住民は、速やかに帰宅してください。
江東5区では、東京都等と協力して、広域避難先施設の確保に取り組んでいますが、収容人数には限りがあります。また、広域避難先施設に避難しても、混雑してプライバシーを確保することも難しいかもしれません。そのため、早めに浸水しない地域の親戚・知人宅やホテル、民宿、勤務先等の避難先に避難しましょう。
江東5区外の親戚・友人宅等の避難先の確保をお願いいたします。
第8章 身近な水害対策を進めましょう
◇自治町会に加入しましょう
自治町会では、地域で様々な活動を行い、安全・安心な住みよいまちづくりを進めています。まちの美化や季節のお祭り等を企画しているほか、防災訓練を行い、災害時には、お互いに助け合う取り組みを進めています。自治町会に加入して、ふだんから地域の方と顔の見える関係を築くことで、いざという時に協力・助け合えるようにしておくことが大切です。



1歳から93歳までの総勢78名の方が、二上小学校から上野公園までの広域避難を体験しました
葛飾区や国、東京都等との協働で、全国的にも先進的な水害対策の取り組みをしている自治町会も区内にはあります。自治町会に加入をして、地域の皆さんと、水害対策について考えてみましょう。
地域の水害対策を進めたい、という自治町会は、危機管理課までご相談ください。
自治町会への加入を検討されている方は、地域振興課か地区センターまでお問い合わせください。
(地域振興課地域活動係 電話03-5654-8219 ファクス03-5698-1510)
各自治町会の防災訓練や区で毎年実施している総合防災訓練に参加しましょう
◇風水害に備えよう
風水害による家屋の被害を抑えるために、日頃から家の周りの点検や整備をしましょう。
●水のうの作り方を知っておきましょう
布袋の中に土砂をつめた土のうのほかに、小規模な浸水であれば、家庭にあるもので簡単に作成できる水のうでも浸水を防ぐことができます。

水のうの作り方
家庭用の大きいごみ袋を2~3重にして、その中に半分程度の水を入れ(持ち運べる程度)、口をしっかり縛って作ります。
水のうと段ボール箱の併用
水のうを段ボール箱に入れて利用します。水のうだけの場合に比べて強度が増します。
第9章 いつ・どのような避難行動を取るのか考えましょう!
◇マイ・タイムライン(私の事前防災行動計画)

このページに関するお問い合わせ
危機管理課計画係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所5階 503番窓口
電話:03-5654-8572 ファクス:03-5698-1503
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。