通学路の安全対策について
1 通学路の安全点検について
区では、学校、保護者、教育委員会、道路管理者、警察などの関係機関が連携し、毎年計画的に通学路を点検しています。
平成24年には、京都府亀岡市で登校中の児童が死傷した交通事故を受けて、関係機関などによる「緊急合同点検」を実施しました。
点検で確認した危険箇所については、関係機関がそれぞれの役割に応じて対策を行ってきました。例えば、道路管理者は路面表示の復旧など、警察は交通規制や信号機の設置など、教育委員会は通学児童案内員の配置などを担当しています。
2 令和3年度に実施した安全点検について
令和3年6月、千葉県八街市で下校中の児童の列にトラックが突っ込み、5人の児童が死傷する事故が発生しました。この事故を受け、文部科学省の実施要領に、危険箇所を選ぶ際の新たな観点が加わりました。新たな観点には、見通しが良く車の速度が上がりやすい道路、大型車の進入が多い場所、保護者などから改善の要請があった場所などが含まれます。区では、この実施要領に基づき、令和3年7月から12月にかけて安全点検を行い、必要な対策を検討しました。
学校から報告のあった196か所の危険箇所について、学校からの要望や過去の安全点検の状況などを踏まえ、教育委員会が点検対象を確認しました。その結果、14校76か所で、学校、保護者、地域の関係者、道路管理者、警察及び教育委員会による合同点検を実施しました。また、合同点検を行わなかった120か所についても、学校を中心に個別調査と情報共有を行い、関係機関が連携して安全対策を検討しました。
学校から報告された196か所の危険箇所に対し、令和3年12月末までに、合計293件の安全対策案を取りまとめました。内訳は、通学児童案内員の配置調整や保護者などによる見守りなど、教育委員会、学校、保護者が中心となる対策が104件、路面表示など、道路管理者が中心となる対策が128件、標識の移設・設置や横断歩道の新設の検討など、警察が中心となる対策が61件です。なお、一つの危険箇所に複数の対策を行う場合があるため、対策件数は危険箇所数を上回ります。
3 令和3年度に取りまとめた対策案の進捗状況について
令和7年8月現在、教育委員会、学校、保護者が中心となる対策案104件のうち、100件を実施済みです。残る4件のうち、1件(通学児童案内員の追加配置)は学校との再調整の結果、実施しないこととしました。また、3件(いずれも電柱の移設)は、実施が困難と判断しました。
道路管理者が中心となる対策128件はすべて実施済みです。警察が中心となる対策61件については、警察から、52件が実施済み、9件が実施困難との回答がありました。実施困難とされた9件の内訳は、信号機の設置が5件、横断歩道の設置が2件、標識の増設が1件、路面標示の補修が1件です。
|
当初対策案 |
実施済み |
実施困難 |
|
|---|---|---|---|
| 教育委員会・学校 |
104 |
100 |
4 |
| 道路管理者 |
128 |
128 |
0 |
| 交通管理者(警察) |
61 |
52 |
9 |
| 合計 |
293 |
280 |
13 |
詳細はリンク先の資料をご確認ください。
4 児童の交通安全意識を高める取組について
小学校への入学時に、黄色い帽子、ランドセルカバー、交通安全の副読本を配布しています。また、各学校では、警察署と連携した交通安全教室などを実施しています。さらに、学校生活のさまざまな機会を通じて、交通ルールやマナーを守ることの大切さを指導しています。
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