子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第1節 水元(水元・東水元・西水元・南水元・水元公園)

■ :水元(水元・東水元・西水元・南水元・水元公園)

しばられ地蔵(東水元2丁目)
 南蔵院にあるお地蔵様には、たくさんの縄が巻かれています。これは、江戸時代の事件がきっかけといわれています。  南蔵院の境内で布(反物)が盗まれる事件がありました。この事件を調べた名奉行として有名な大岡越前は、盗まれるのをだまって見ていたお地蔵様にも罪があるとして、お地蔵様をつかまえて縄を巻き奉行所に運びました。そして、この様子を見に多くの人が集まってきました。  
 すると、大岡越前は集まった人びとに奉行所に勝手に入った罰として布を持ってこさせると、その中から盗まれた布を見つけて犯人をつかまえました。これ以降、願い事をするときに縄をしばり、願いがかなったら縄をほどくようになったと伝えられています。  現在、毎年大みそかに縄解き供養が行われ、そのときには縄の巻かれていないお地蔵様を見ることができます。

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しばられ地蔵
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南蔵院
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