子ども葛飾区史

第2章


第11節 

■葛飾区の名誉区民 :

葛飾区の名誉区民
 名誉区民は、葛飾区のイメージアップや芸術・産業などの進展にこうけんした方におくられる称号です。区政施行80周年にあたり、2012(平成24)年につくられました。



小宮 康孝 (1925〔大正14〕年~)染色家(江戸小紋)  葛飾区西新小岩在住、制作活動
 遠くからは無地に見えるほど細かい模様である江戸小紋を染める染色家です。小さなころから重要無形文化財保持者(人間国宝)の父のもとで修業し、技術を受けつぎました。  また、染める材料の改良や伝統的な模様の復元なども行い、1978(昭和53)年に父に続いて親子2代で人間国宝に認定されました。その技術を子や孫へ引きつぐなど後継者の育成にも熱心に取り組んでいます。

小宮康孝
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山田 洋次 (1931〔昭和6〕年~)映画監督・脚本家 葛飾区柴又を舞台とする映画「男はつらいよ」の監督
 国内外から高い評価を受けている、日本を代表する映画監督・脚本家です。原作・脚本・監督を務めた柴又を舞台とする「男はつらいよ」は48作品が公開される人気シリーズとなり、山田監督が「日本人の心の故郷」という柴又は、「男はつらいよ」を通じて全国的に有名になりました。  
 現在、山田監督が名誉館長を務める「葛飾柴又寅さん記念館」や「山田洋次ミュージアム」がある柴又には、多くの観光客が訪れています。

山田洋次
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