子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第10節 平成時代

■特集 漫画「キャプテン翼」 :

日本にサッカーブームを巻き起こす
 「キャプテン翼」は、主人公の大空翼がライバルと戦いながら仲間とともに成長し、ワールドカップ優勝をめざすサッカー漫画です。  
 1981(昭和56)年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始されると、サッカーブームを巻き起こし、「ドライブシュート」や「オーバーヘッドキック」などの技をまねする子どもが多くなりました。また、「キャプテン翼」は、Jリーグで活躍する選手にも影響をあたえています。

単行本第36巻の表紙 ©高橋陽一/集英社

「オーバーヘッドキック」をする大空翼
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葛飾区との縁
 作者の高橋陽一さんは、葛飾区で生まれ育ちました。主人公の大空翼が小・中学校時代を過ごした「南葛市」は、高橋さんの出身校である東京都立南葛飾高等学校(立石6丁目)にちなんで名づけられたものです。このような縁から、2013(平成25)年に高橋さんの出身地である四つ木にある「四つ木つばさ公園」内に大空翼の銅像が建てられました。その後も登場人物の銅像が四つ木や立石に建てられ、観光名所になっています。  
 また、2013(平成25)年には大空翼が小学生時代に所属したチームと同名のサッカーチーム「南葛SC」が葛飾区に誕生しました。  さらに、2016(平成28)年には、12歳以下のサッカー大会「キャプテン翼CUPかつしか2016」を開催し、全国から集まった登場人物ゆかりの地の物産展も行われました。

四つ木、立石にゴールデンコンビ誕生 ©高橋陽一/集英社
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「キャプテン翼」の銅像 作者の高橋陽一さんと大空翼の銅像(四つ木つばさ公園内)©高橋陽一/集英社
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日向小次郎の銅像(四つ木公園内)©高橋陽一/集英社
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岬太郎の銅像(渋江公園内)©高橋陽一/集英社
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「南葛SC」のユニフォームを着る大空翼 ©高橋陽一/集英社
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「キャプテン翼CUPかつしか2016」
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「キャプテン翼CUPかつしか2016」での物産展 
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葛飾と世界のかけ橋に
 テレビアニメは、世界各国で放送され、放送された国で活躍するサッカー選手に影響をあたえています。また、漫画の中で大空翼が「バルセロナ」に入団したことを受けて、作者の高橋さんが「FCバルセロナ」から招待を受けました。  
 さらに、翼の入団がきっかけとなり、2015(平成27)年に世界で14番目の公認教室として「FCバルセロナスクール葛飾校」が開校しました。

「バルセロナ」に入団した大空翼 ©高橋陽一/集英社
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「FCバルセロナスクール葛飾校」 
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