子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第6節 江戸時代

■特集 葛飾区の花 花菖蒲 :

(人物クローズアップ)
伊左衛門(3代目) 江戸時代末ごろ
 堀切に生まれ、後に小高園となる菖蒲園を父から受けつぎ、花菖蒲の新しい品種の収集や品種改良に熱心に取り組みました。見事な花を咲かせていた伊左衛門の菖蒲園は有名になり、徳川12代将軍の家慶とその子で後に13代将軍となる家定の親子をはじめ、多くの人が訪れるようになりました。



礒貝 忠次郎 1871(明治4)~1940(昭和15)年
 堀切に生まれ、今の堀切菖蒲園のもととなった堀切園をつくりました。息子の庄太郎は、第2次世界大戦中の食糧難で菖蒲園が水田となったとき、花菖蒲の貴重な品種を安全な場所に移して守りました。戦後、移していた花菖蒲を植えもどし、1953(昭和28)年に営業を再開しました。

磯貝忠次郎
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