子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第6節 江戸時代

■特集 葛飾区の花 花菖蒲 :

1971(昭和46)年に公募により区の花となった花菖蒲。葛飾での歴史はどのようなものだったのでしょうか。

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江戸時代に始まった菖蒲園
 葛飾の菖蒲園は、江戸時代の終わりごろに始まりました。最初の菖蒲園は、明治時代に小高園と呼ばれるようになった菖蒲園で、堀切にありました。小高園には、徳川12代将軍の家慶とその子で後に13代将軍となる家定の親子が鷹狩りの際に立ち寄っています。また、将軍家の一族である尾張徳川家の当主、徳川斉荘から「日本一菖蒲」「艸花」という直筆の書が贈られています。その後、武蔵園も開園し、堀切の菖蒲園は江戸時代から有名になり、浮世絵にもえがかれました。

小高園に送られた「日本一菖蒲」と「艸花」の書
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明治時代に増えた菖蒲園
 江戸時代からあった小高園と武蔵園に加え、明治20年代には四つ木に吉野園が、その後、堀切に堀切園と観花園が開園して、葛飾に5つの菖蒲園ができました。

「名所江戸百景」堀切の花菖蒲(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)

初代歌川広重が江戸時代にえがきました。
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