車中泊避難
1 車中泊避難とは
車中泊避難とは、地震等で被災した際に、自宅や避難所でなく自家用車の中で避難生活を送るものです。過去の災害では、避難所の満床化や冷暖房問題、子供同伴やペットとの避難に気を遣うといった様々な理由から車中泊避難を選択した方がいます。
2 車中泊避難について
車中泊避難については、エコノミークラス症候群・一酸化炭素中毒など、命に関わる健康リスクや災害時の車両使用による交通上の問題※、さらに自治体の避難者把握が困難なことによる、支援の遅れや不足等の課題があります。
そのため、特に長期の生活を送る場所として適切ではなく、葛飾区では推奨をしていません。やむを得ない、一時的な避難方法として、車中泊避難を選択する場合は以下の点に注意してください。
※・大震災時は交通規制が実施され、新たな自動車の乗り出し自粛が求められます。
・道路は避難所支援等に必須の輸送路であり、閉塞すると支援が滞る懸念があり、東京都震災対策条例では車両による避難が禁止されています。
・都内の大規模な公園等は発災時の用途が定められており、車中泊が行われると救助活動などに支障が出る可能性があります。
3 車中泊避難の注意事項
・エコノミークラス症候群
エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢で座り続けることで脚の血流が悪くなり、血の塊(血栓)ができてしまう病気であり、重症化すると命に関わることもあります。
シートにタオルを敷き、寝る場所を水平にするとともに、ストレッチなどの運動を行い、リスクの低減を図りましょう。
・一酸化炭素中毒
一酸化炭素中毒は、不完全燃焼によって発生した一酸化炭素を吸い込むことで起こります。気づかないうちに頭痛やめまいなどの症状が現れ、重症になると命に関わる危険があります。
エンジンをかけっぱなしにしないようにするとともに、換気をこまめに行うよう心がけましょう。
・熱中症や低体温症
エンジン停止状態で過ごすため、熱中症や低体温症の危険があります。夏はサンシェードなどによる遮熱や換気、冬はアルミシートや厚手のマットなどによる冷気の遮断など工夫して過ごしましょう。
ポータブル電源を活用した空調なども有効です。
・避難実態の把握
車中泊避難の場合、自治体の避難者把握が困難となり支援が行き届かない可能性があります。
やむを得ず車中泊避難を選択する場合は、近隣の避難所で情報取得などを行いましょう。
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