区長就任あいさつ 区民の皆さまへ

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ページ番号1005410  更新日 平成27年12月19日

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葛飾区長 青木克德の写真
葛飾区長 青木克德

平成21年12月21日

 私は、去る11月8日に行われました葛飾区長選挙におきまして、多くの区民の皆さまのご支持を賜り、12月19日から葛飾区長に就任をいたしました。

 選挙期間を通じまして、区民の皆さまの区政に寄せる数多くのご意見やご要望をお聞きし、区長の役割と責任の重大さを改めて痛感いたしますとともに、葛飾区政の進展に全力を注いでいく決意を新たにいたした次第です。

 葛飾区は、川と緑に囲まれた地域で、下町の人情味豊かな区民が暮らす中小企業の多いまちという地域特性があります。私は、ここで育ち、そして懸命に働いてきました。このふるさとである葛飾を、子どもから高齢者まですべての世代の区民の皆さまにとって、未来に夢と希望を抱き、そして誇りを持って暮らせる住み良いまちに創り上げていきたいと考えております。

 この「ふるさと葛飾」の実現に向けて、私の基本姿勢を申し上げます。

 区政は、今、少子高齢社会や安全・安心なまちづくり、地域経済の活性化などのさまざまな課題を抱えております。私は、自ら職員の先頭に立ち、区民の皆さまに区の現状をお示ししながら、区民の皆さまの率直なご意見やご要望をできる限り受け止め、「区民第一」、「現場第一」の姿勢を基本として取り組んでまいります。
 また、区民の皆さまからのご要望やご意見などには、迅速に対応していかなくてはなりません。さまざまな施策や事業の実施に当たっては、これまで以上に区民満足度の高い行政サービスの提供とスピードアップを図ってまいります。

 次に、「区政運営」に対する基本的な考え方について申し上げます。

 第一に、「子育て支援」についてです。保育園の待機児童ゼロを実現するとともに、一時保育等の多様な保育サービスを充実させてまいります。また、小・中学校における学力向上などの教育施策に取り組み、若い世代が安心して子育てができ、子どもが輝き、楽しく学べる環境を整備してまいります。

 第二に、「高齢者・障害者支援」についてです。高齢者の方のためにさまざまな福祉サービスを提供するにあたっては、利用者を中心にその生活を支援するという視点を大切にしていくとともに、障害者の就労支援サービスの整備をはじめ、誰もが安全に安心して快適に暮らせる「人にやさしいまちづくり」を推進してまいります。  また、すべての区民がその世代に応じて受けられる健康診査の充実や、スポーツに親しめる拠点づくりを推進し、区民の方の健康づくりを支援し、「健康・元気なまち」を実現してまいります。

 第三に、「安全・安心なまちづくり」についてです。防犯・交通安全の推進をはじめ、水害・地震対策を進め災害に強いまちづくりを進めてまいります。  また、緊急な危機管理対策として、新型インフルエンザへも的確・迅速に対応してまいります。さらに、新中川河川敷等の水辺環境の整備や新宿6丁目公園等の整備を進めるなど、心豊かに暮らせる質の高い住環境の整備を進めてまいります。

 第四に、「産業振興と街の活性化」についてです。中小零細企業への融資や利子補給などさまざまな支援を充実していくとともに、地域の商店街の助成事業の拡充を図ります。  また、東京理科大学やさまざまな事業者との連携により区内産業の活性化を図ります。さらに、柴又・堀切・亀有・水元など観光拠点を整備し、まちの賑わいの創出や地域の活性化を推進してまいります。

 最後に、「区役所改革」に取り組みます。不要・不急な事業を見直し、必要性・緊急性のある事業へ財源などの重点配分を行うことはもちろんのこと、行政の透明化を一層推進し、情報公開を徹底してまいります。  また、ICT(情報通信技術)を活用した総合窓口・ワンストップサービスを導入するなど行政のスピードアップを図るとともに、区民の目線に立った職員の育成などに取り組んでまいります。

 これからも、区民参加の一層の促進を図るなどさまざまな協働の仕組みをつくり、44万の区民の皆さまと力を合わせて、区政運営に全力で取り組み、「夢と誇りあるふるさと葛飾のまちづくり」を進めてまいりますので、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げまして、就任のご挨拶といたします。