葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第2節 現在の葛飾

■安心で健やかに暮らすために(福祉と保健の取り組み) :都から区へ─保健所機能の強化

 GHQの主導により「保健所法」が全面改正されると、昭和23(1948)年、東京都は健康相談や伝染病予防対策に医事、薬事、食品衛生や環境衛生の許認可などを加え、公衆衛生の機能強化が図られた新制保健所を設置した。その後、昭和40(1965)年と昭和50(1975)年の、2度の「地方自治法」の改正を経て、保健所は特別区へ移管され、予防接種、食品衛生、獣医衛生や環境衛生事業などを区が担うことになった。