葛飾区史

第2章 葛飾の成り立ち(古代~近世)


第1節 古代の葛飾

■東京低地の陸地化と集落の形成 :御殿山遺跡の終わり

 御殿山遺跡の集落はほぼ4世紀のうちに終わり、5世紀の古墳時代中期までは続いていない。東京低地においても古墳時代中期の遺跡は足立区伊興遺跡など少数になってしまう。古墳時代中期に遺跡が減少する原因は特定できないが、河川の氾濫や海水面の上昇など自然環境の変化の可能性が挙げられる。

御殿山遺跡の発掘調査 土師器の出土状況
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発掘調査の様子
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