子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第5節 室町・安土桃山時代

■葛西城周辺での戦い(上杉氏から北条氏へ) :

からめきの瀬
 江戸川を舟でわたす「矢切の渡し」が通っている辺りは、かつて「からめきの瀬」と呼ばれた浅瀬です。2度の国府 台合戦では、上流の金町・松戸から下流の市川・小岩にかけて舟を使わずに川をわたれる場所がこの浅瀬しかなかったため、この辺り一帯が戦場となりました。現在ではおだやかな景色ですが、かつては両軍合わせて多くの死者が出た2度の合戦がくり広げられたのです。

矢切の渡し
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