子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第6節 江戸時代

■江戸時代の葛飾の暮らし :

農家の副業
 江戸に近かった葛飾の農家は、米や野菜だけではなく、江戸の行事に合わせたものをつくって売っていました。年末に売られるしめかざりです。また、上平井(現在の新小岩周辺)ではふのりづくりが行われていました。



葛飾にもあった寺子屋
 江戸時代になると、読み書きやそろばんなど、生活に必要な知識を学ぶ寺子屋が増えてきました。先生は武士や僧侶、医者などで、子どもは7~8歳ごろから数年間通いました。江戸時代の終わりごろには、葛飾に15以上の寺子屋がありました。

(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
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葛飾でできた葛西囃子
 葛西囃子は、江戸の祭りばやしの元祖ともいわれています。祭りばやしとは、祭りのときにたいこや笛などで演奏される音楽のことです。
 葛西囃子は、江戸時代に葛西神社(東金町6丁目)の神主の能勢環が、米などがたくさんとれたことを感謝するためにつくって、若者に教えたのがはじまりといわれています。江戸時代は各地で祭りが行われていたため、江戸に広まっていろいろな祭りで演奏されるようになりました。

葛西神社(東金町6丁目)
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葛西囃子の演奏(東京都指定無形民族文化財)
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