子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第5節 室町・安土桃山時代

■青戸に築かれた葛西城 :

1454(享徳3)年に関東における戦国時代の幕開けとなった享徳の乱が起こりました。その頃、青戸に葛西城がつくられます。

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享徳の乱
 1338年に征夷大将軍となり、京都に幕府を開いた足利尊氏は、関東を治めるために、鎌倉府という役所をつくりました。鎌倉府の長は尊氏の一族である足利氏が、補佐役は上杉氏が、代々務めました。
 しかし、次第に室町幕府と鎌倉府の足利氏は対立するようになります。そして、室町幕府および幕府側の鎌倉府補佐役の上杉氏と、鎌倉府の足利氏とが、戦いをくり広げるようになります。
 特に、1454(享徳3)年に鎌倉府の足利氏が補佐役の上杉氏を暗殺したことをきっかけに始まった享徳の乱は、幕府・上杉方対鎌倉府の足利方が関東を2つに分けて戦い、その争いは30年近く続きました。

享徳の乱時の関東勢力図
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