ヒスタミン食中毒とは?

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ページ番号1010749  更新日 令和5年7月6日

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ヒスタミンによる食中毒に注意しましょう

特徴

  ヒスタミンはアレルギーを引き起こす原因物質としても知られています。赤身魚に多く含まれるアミノ酸の一種、ヒスチジンが微生物によって分解されることで、ヒスタミンが発生します。ヒスタミンは熱に強く、一度ヒスタミンができてしまうと、通常の加熱調理では分解されずに食品中に残り、これが体内に取り込まれることで発症します。

症状

 食べた直後から1時間以内に、顔面紅潮、発疹、頭痛、嘔吐、下痢などの症状が出ます。症状は比較的軽症で、通常発症後6時間から10時間で回復しますが、重症の場合には呼吸困難、意識不明となることもあります。

原因食品

ヒスタミン食中毒の原因食品は、魚介類の中でも特に赤身魚やその加工品がほとんどです。

予防方法

(1) 生の赤身魚を常温で放置しないようにしましょう。冷蔵庫で保管しても、長期保存によってヒスタミンの量が増えることがありますので、冷蔵しているからといって安心せず、できるだけ早く食べるようにしましょう。

(2) 赤身魚の干物などの加工品についても、低温保存してください。また冷凍赤身魚を解凍するときは冷蔵庫で解凍するなど、できるだけ低温で短時間のうちに解凍してください。冷凍と解凍を何度も繰り返すと食品の劣化を早め、ヒスタミンが増えやすい環境をつくってしまうので避けてください。

(3) 食品中にヒスタミンが存在しても、外見やにおいの変化はほとんどありませんが、ヒスタミンが大量に存在すると、食べたときに唇や舌がピリピリすることがあります。香辛料を使用していなければヒスタミンによる可能性が高いので、食べるのはやめましょう。

 

このページに関するお問い合わせ

生活衛生課食品衛生担当係
〒125-0062 葛飾区青戸4-15-14 健康プラザかつしか内
電話:03-3602-1242 ファクス:03-3602-1298
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