葛飾区史

第2章 葛飾の成り立ち(古代~近世)


第2節 中世の葛飾

■出土遺物から見る葛西城 :城内の暮らしがわかる出土遺物

●食生活:土鍋や鍋で調理された食べ物を食器に分ける木製の杓子などが出土している。また、瀬戸・美濃焼のすり鉢や常滑焼のこね鉢が出土していることから、穀物や魚肉を練ったりすったりして調理をしていたことがわかる。食器は、陶器や木器が使われていた。また、スズキ・タイなどの魚の骨やマガモ・キジなどの鳥の骨、ハマグリ・シジミ、米、粟、クルミ、モモなどといった食料になるものも出土している。

食に関する様々な出土品
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漆椀

朱漆で鶴と亀が描かれた漆椀である。葛西城では多くの漆椀が出土している。
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