子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第2節 古墳時代

■古墳時代の葛飾の暮らし :

3世紀後半~6世紀ごろを古墳時代といい、古墳時代前期になると葛飾に人が住みはじめます。葛飾に定住した人びとはどのような暮らしをしていたのでしょうか。

戻る時は右上の×をクリックしてください

戻る時は右上の×をクリックしてください



遺跡からわかる暮らし
 古墳時代前期になると葛飾に人が住みはじめます。葛飾で確認されている一番古い集落は青戸にある御殿山遺跡で、古墳時代前期の遺跡です。この遺跡からは、住居あとや当時の暮らしがわかる道具などが見つかっています。魚をとるために使うおもりや畑のあと、土器などです。
 これらの出土品から、御殿山遺跡に住んでいた人びとは、中川で魚をとり、住居近くの畑で作物をつくって生活していたことがわかります。また、土器の中には東海や北陸など遠くの地方でつくられたものも見つかっています。これらは、舟などを使い、海や川を移動して伝わってきたものだと考えられています。また、6世紀になると柴又や奥戸・東新小岩などにも集落ができてきました。

古墳時代を含む遺跡
戻る時は右上の×をクリックしてください

土錘の使い方(イメージ)
戻る時は右上の×をクリックしてください

御殿山遺跡から出土した土錘(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)

おもりにして水の中に沈めました。
戻る時は右上の×をクリックしてください

御殿山遺跡の発掘調査
戻る時は右上の×をクリックしてください

御殿山遺跡から出土した土師器のかめ(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
戻る時は右上の×をクリックしてください