子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第9節 昭和時代

■カスリーン台風で水びたしになった葛飾区 :

 葛飾区も大きな被害を受けています。9月16日に埼玉県東村(現在の加須市)で堤防がこわれ、あふれた水は決壊から3日目の18日には小合溜井(現在の水元小合溜)まで流れてきました。流れた水は桜堤で止まっていたため、江戸川の堤防を爆破して江戸川に流そうとしましたが、間に合わず、19日に桜堤をこえて金町や柴又に流れこみました。また、20日には中川の堤防も亀有でこわれたため、葛飾区全体が水びたしになりました。新宿や水元付近では水の深さが3メートル以上にもなり、農作物にも大きな被害をあたえました。

カスリーン台風による葛飾区の被害状況
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空から見た葛飾区の被害

水につかった場所がうすくなっています。
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カスリーン台風時の浸水状況模型図(葛飾区郷土と天文の博物館所蔵)
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決壊後の中川堤防
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亀有の様子
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被災者救護の様子
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