子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第9節 昭和時代

■葛飾区の誕生 :

葛飾区の誕生   
 葛飾区は1932(昭和7)年の10月1日に誕生しました。それまでの南葛飾郡の水元村・金町・新宿町・亀青村・奥戸町・南綾瀬町・本田町を葛飾区としたのです。これは、昔から農業に使う水をいっしょに使ってきた範囲で、当時の人口は9万人ほどでした。「葛飾」という名前は、「万葉集」にも出てくる古くからあるこの地域一帯の名前です。区の名前の候補には、中川区や新宿区、本田区などもありました。  
 もともと本田町役場として使っていた場所を区役所として使うことにし、12月には第1回の葛飾区議会が本田小学校体育館で開かれました。新しい区役所は1937(昭和12)年に完成しました。

葛飾区誕生当時の金町駅周辺(1932〔昭和7〕年)
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1937(昭和12)年に完成した葛飾区役所

現在のかつしかシンフォニーヒルズが建っている場所(立石6丁目)にありました。当時は夏になると蛍が飛ぶような田園でした。
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葛飾区役所として使われた本田町役場

現在の立石図書館・かつしかエコライフプラザが建っている場所(立石1丁目)にありました。
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