第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)
第2節 現在の葛飾
■人と自然が共存できる環境を未来へつなぐために :環境対策の変化
高度成長期の環境対策は、急速な経済の発展に伴い工場地帯で発生した大気汚染や水質汚濁などの産業型公害への対応が中心であったが、法の規制や企業の公害防止施設・設備の整備などにより鎮静化してきた。その後、都市化の進展や生活様式の変化から、ごみの増大や生活排水による水質汚濁といった都市生活型公害が問題となってきた。さらに、近年では地球温暖化や生態系の維持など地球規模の環境問題が発生するなど、年代によって環境対策は変化してきた。