子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第9節 小菅(小菅・堀切・東堀切)

■ :小菅(小菅・堀切・東堀切)

普賢寺(東堀切3丁目)  
 約840年前の平安時代の終わりごろ、現在の葛飾区などを治めていた葛西氏によって開かれたと伝わる古いお寺です。この後、13~16世紀にかけて起こった武士の争いに巻きこまれ、火災で何度も焼けてしまった普賢寺は、そのたびに建てかえられたといわれています。
 お寺の中には、現在から約350年前の江戸時代はじめに建てられた灯ろうが残っています。これは、健康や長生きを願って徹夜で集まる「庚申待」を行った人たちによってつくられたものです。また、葛西氏の墓だと伝わっている「宝篋印塔」は、今から約200年前の江戸時代半ばごろの書物に名所として紹介されています。

普賢寺
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庚申灯籠(葛飾区指定有形文化財)

庚申待を行った人たちが建てた灯ろうです。
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宝篋印塔(東京都指定有形文化財)
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