子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第10節 お花茶屋・白鳥・宝町

■ :お花茶屋・白鳥・宝町

お花茶屋と徳川吉宗  
 お花茶屋という地名の由来となった茶屋は、もともと新左衛門茶屋という名前でした。ある日、8代将軍徳川吉宗が鷹を放ち鳥などをつかまえる「鷹狩り」の途中で腹痛になり、この茶屋で休みました。店の娘である「お花」の手厚い看病のおかげで吉宗の腹痛は治りました。  
 これに感謝した将軍家から、娘の名前を取って「お花茶屋」という名前をいただいたといわれています。

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お花茶屋駅(宝町2丁目)  
 1931(昭和6)年に京成本線の青砥~日暮里間の9.4キロメートルが開通し、このときにお花茶屋駅も開業しました。お花茶屋という地名になる前に駅が開業していたのです。駅名は、お花茶屋という名前の茶屋があったことからつけられたといわれています。  
 お花茶屋駅の1日平均の乗降客数は、1954(昭和29)年度に約1万人でしたが、お花茶屋駅を利用する人はしだいに増え、2015(平成27)年度には約3万2000人になっています。

1984(昭和59)年のお花茶屋駅
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現在のお花茶屋駅
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