第2章 葛飾の歴史
第7節 明治時代
■特集 洪水を防ぐ2つの放水路 :
(人物クローズアップ)
青山 士 1878(明治11)~1963(昭和38)年
荒川放水路の工事を指揮した人です。大学卒業後、パナマ運河をつくる工事に日本人でただ1人参加しました。太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河は、人工的につくられた水路で、当時、世界最大規模の工事でした。 帰国後、荒川放水路の工事で最も難しいといわれた岩淵水門(現在の北区)の設計・工事を行い、1918(大正7)年には荒川放水路工事の最高責任者となりました。