第2章 葛飾の歴史
第5節 室町・安土桃山時代
■室町時代の葛飾の暮らし(葛西氏から上杉氏へ) :
鎌倉幕府がほろんだ後、14世紀に足利尊氏は京都に幕府をつくりました。幕府は3代義満のころに安定し、京都の室町に大きな家を建てて政治を行いました。このため室町時代と呼んでいます。
室町時代の地名
葛飾をふくむ葛西を治めていた葛西氏が陸奥国(現在の宮城・岩手県方面)へ移った後、代わって上杉氏が葛西を治めるようになります。
室町時代に葛西御厨の範囲は、葛西全域に広がっていました。郷村は全部で40ほどありました。その中には金町や奥戸など今も残っている地名もあります。