子ども葛飾区史

第2章 葛飾の歴史


第5節 室町・安土桃山時代

■室町時代の葛飾の暮らし(葛西氏から上杉氏へ) :

鎌倉幕府がほろんだ後、14世紀に足利尊氏は京都に幕府をつくりました。幕府は3代義満のころに安定し、京都の室町に大きな家を建てて政治を行いました。このため室町時代と呼んでいます。



室町時代の地名
 葛飾をふくむ葛西を治めていた葛西氏が陸奥国(現在の宮城・岩手県方面)へ移った後、代わって上杉氏が葛西を治めるようになります。
 室町時代に葛西御厨の範囲は、葛西全域に広がっていました。郷村は全部で40ほどありました。その中には金町や奥戸など今も残っている地名もあります。

葛西御厨の範囲

1398年の「葛西御厨田数注文写」に書かれている郷村名を略図に書いたものです。
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室町時代と現在の葛飾の地名
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葛西御厨田数注文写

1398年に伊勢神宮側によってつくられました。葛西御厨にある郷村名や田んぼの面積が書かれています。
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