○葛飾区行政財産使用料条例

昭和42年9月30日

条例第32号

(通則)

第1条 地方自治法(昭和22年法律第67号)第225条の規定に基づく葛飾区(以下「区」という。)の行政財産の使用料(以下「使用料」という。)に関しては、別に定めるものを除くほか、この条例の定めるところによる。

(使用料の額)

第2条 使用料は、1月当りの額により算出するものとし、その額は財産の種類および使用の状況に応じ、次の各号に定めるところによる。

(1) 土地を使用させる場合は、当該土地の位置、形状、環境、使用の態様等を考慮して算定した当該土地の適正な価格に1,000分の2.5を乗じて得た額

(2) 建物を使用させる場合には、当該建物およびその敷地についてそれぞれ次により算定した額を合計して得た額

 建物の推定再建築費、耐用年数、経過年数、維持および保存の状況、利用効率等を考慮して算出した当該建物の適正な価格に1,000分の6を乗じて得た額

 建物の敷地に相当する面積の土地について、前号により算出した土地の使用料に相当する額

(3) 建物の一部を使用させる場合には、前号により算出した当該建物の全部についての使用料に相当する額に、当該建物の延べ面積に対する使用面積の割合を乗じて得た額

(4) 建物以外の工作物を使用させる場合には、当該工作物の種類に応じ、土地または建物の使用料の例により算出して得た額

(5) 動産を使用させる場合には、当該動産の推定再取得価格、耐用年数、経過年数、維持および保存の状況等を考慮して算出した当該動産の適正な価格に1,000分の8.5を乗じて得た額

2 建物の一部を使用させる場合であって、使用期間が1日に満たないときの使用料は、前項第3号の規定にかかわらず、適正な方法により算定した額とする。

(日割計算)

第3条 使用を開始する日が月の初日でない場合または使用を終了する日が月の末日でない場合における当該月の使用料は、日割計算とする。

(使用料の最低限度額)

第4条 第2条および前条の規定により算出して得た1件の使用料の額が100円未満となる使用料は、これを100円とする。

(使用料の減免)

第5条 区長は、次の各号の一に該当する場合は、使用料を減額または免除することができる。

(1) 国または地方公共団体その他公共団体において、公用または公共用に供するため使用するとき。

(2) 区の事務事業を遂行するうえに効果があり、かつ、必要があると認めるとき。

(3) 行政財産の使用許可を受けた者が、地震、水災、火災等の災害のため、当該財産を使用の目的に供し難いと認めるとき。

(4) 前各号のほか、特に必要があると認めるとき。

(使用料の徴収方法)

第6条 使用料は、行政財産の使用の許可を受けた者から、使用を開始する日までに、その全額を徴収する。ただし、区長が特別の理由があると認めるときは、納付すべき期限を別に指定し、または分割して納付させることができる。

(使用料の不還付)

第7条 既納の使用料は還付しない。ただし、公用または公共用に供するため、行政財産の使用の許可を取り消したときその他特別の理由があると認めるときは、区長は、その全部または一部を還付することができる。

1 この条例は、昭和42年10月1日から施行する。

2 この条例施行の際、現に許可を受けて行政財産を使用している者の使用料については、その許可期間が満了するまでの間、なお従前の例による。

葛飾区行政財産使用料条例

昭和42年9月30日 条例第32号

(昭和42年9月30日施行)

体系情報
第7編 税・税外収入/第2章 税外収入
沿革情報
昭和42年9月30日 条例第32号