令和2年度葛飾区合同水防訓練を行いました。
7月1日(水曜日)、荒川左岸京成本線荒川橋梁付近で、「令和2年度葛飾区合同水防訓練」を行いました。
この訓練は、区と消防署などの関係機関が参加し、本格的な台風シーズンを前に、水防に対する意識や水害への対応力を強化するために毎年実施しているものです。
今回の訓練場所となった荒川堤防は、明治末期から高度経済成長期にかけての地盤沈下が進み、とりわけ京成本線荒川橋梁付近は、現在は周辺堤防のかさ上げにより局所的に堤防高が低くなっています。抜本的な解決策となる荒川橋梁の架け替えには時間がかかるため、暫定的な措置として、今回の訓練を通じて大型土のうの設置を行い、堤防の水防機能強化を図ることとしました。河川堤防上に自治体が自ら大型土のうを設置する取組みは、全国的にも先進的な事例です。訓練で設置した大型土のうは橋梁の両側に存置され、豪雨や台風などが今後発生した際に水害から地域を守る備えとなります。
このほか、災害時に公衆通信網が使用出来ない場合にも映像等の大容量データを通信可能な国土交通省独自の通信システム(災害対策用無線アクセスシステム「i-RAS(アイラス)」)を活用した情報通信訓練も実施しました。i-RASを用いた自治体との訓練は関東地方では初めての取組みとなります。
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