6・7面 カツシカデシカ 内山信二さんが区内を巡る情報バラエティ! 区公式YouTubeチャンネル(右記QR)でご覧になれます。 (タイトル)はじめてみよう! エコライフ 〜「ゼロエミッションかつしか」の実現に向けて〜 近年、大型台風や豪雨などの自然災害が全国各地で起きており、気候変動問題は世界的な課題となっています。区では、脱炭素社会の構築に向け、令和32(2050)年までに温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量実質ゼロをめざす「ゼロエミッションかつしか」を宣言しました。ゼロエミッションかつしかの実現には、区民・事業者・区が連携・協働し、区全体で地球温暖化対策に取り組むことが重要です。  【担当課】 環境課 電話 03-5654-8227 どうしてエコが必要なの? 地球温暖化による気候変動  東京都の平均気温は、100年前と比べ約2.5℃上昇しており、全国よりも高い水準となっています。地球温暖化は、近年の猛暑や豪雨の増加などの気候変動の原因とされ、今後も水害・土砂災害などの自然災害の激甚化や食糧危機、熱中症などのリスク増加など、私たちの暮らしにおけるさまざまな分野で影響をもたらすと予測されています。この地球温暖化の原因となっているのが、「温室効果ガス」の排出です。 温室効果ガスはどうやって増える?  温室効果ガスの代表的なものは二酸化炭素(CO2)です。二酸化炭素は、主に化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)を燃焼させると発生します。私たちの生活に不可欠な電気などのエネルギーを作る時にも、大量の化石燃料が使われており、多くの二酸化炭素が排出されています。また、自動車に乗れば化石燃料であるガソリンを燃焼させるので、二酸化炭素が発生します。このように、温室効果ガスは、私たちの日常生活や経済活動の中で排出されていることが分かります。 区は温室効果ガス排出量の削減をめざします 温室効果ガスの削減目標  令和12(2030)年度までに  平成25(2013)年度比で50%削減  令和32(2050)年度までに温室効果ガス(二酸化炭素)排出量を実質ゼロにします 区における温室効果ガス排出量の推移  令和元年度における区の温室効果ガス排出量は141万5千t-CO2で、「葛飾区地球温暖化対策実行計画」における基準年度である平成25年度と比較して約15%減少しています。 (タイトル)区は積極的に地球温暖化対策に取り組んでいます ■再生可能エネルギー※の導入推進  公共施設において太陽光発電システムの導入を推進しています。これまでに、区内の小・中学校や各種施設に設置を行ってきました。今後も、公共施設の新築・改築などの際に、可能な限り太陽光発電システムを設置する方針で進めていきます。  ※太陽光や地熱、風力、水力などの発電時に温室効果ガスを排出しない自然由来のエネルギー ■再生可能エネルギー電力(RE100)への切り替え  公共施設などで調達する電力を再生可能エネルギーに転換していきます。令和4年度には、葛飾区総合庁舎および奥戸総合スポーツセンターなどの各スポーツ施設において、再生可能エネルギー100%の電力への切り替えを行いました。今後も環境負荷の少ない電力に転換していくよう、調達方法について検討していきます。 ■ZEB(ゼブ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の標準化の推進  今後、公共施設の新築や改築の際には、設計段階で省エネ性能を明確にし、ZEB Ready(ゼブレディ)※以上の認証をめざし、ZEBの標準化を進めます。公共施設の改修についても、ZEB化をめざして施設の省エネ性能を高める検討を進めます。  ※高断熱化、高効率化によって 50%以上の省エネルギーを実現した建築物 ■ZEV(ゼブ)(ゼロエミッション・ビークル)への転換  庁用車は、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)またはプラグインハイブリッド自動車(PHV)を標準とするよう、買い替えに伴い計画的に転換しています。 (タイトル)やってみよう! 私たちができるエコな行動   個人が取り組めること:個  事業者が取り組めること:事                           ・冷房は室温 28℃※を目安に 個・事  ※エアコンの設定温度ではなく室温が28℃になるよう、無理のない範囲で冷房を使用してください。 ・使用していない場所の小まめな消灯 個・事 ・宅配便を1回で受け取るようにして再配達を減らす 個 ・LED照明に買い替える 個・事 ・公共交通機関の優先的な利用 個・事 ・夏の暑さ、冬の寒さ対策に DIYで断熱対策や、窓や外壁などを断熱改修する 個・事 ・太陽光発電システムや蓄電池を設置する 個・事 ・ガソリン車から電気自動車などへ転換 個・事 ・ごみを適正に分別・処理する 個・事 ・社内で環境への意識啓発や研修を行う 事 ・環境経営に取り組む 事 ・テレワークやクールビズなど省エネにつながる働き方を推進 事 (タイトル)ご利用ください「かつしかエコ助成金」 区では、地球温暖化対策を効果的に進めていくために、再生可能エネルギーの利用促進や省エネに配慮した設備などを導入する区民や事業者などに対し、その費用の一部を助成しています。 これまでに多くの方が利用しています。ぜひご活用ください。 特におすすめ  ●窓の断熱改修 (都補助率1/3※、区補助率1/4(上限20万円))  (例)改修費用120万円の場合     →都補助40万円+区補助20万円      自己負担60万円  60万円もお得! 事業所向け  ●空調設備機器 (都補助率2/3※、区補助率1/4(上限100万円))  (例)改修費用480万円の場合     →都補助320万円+区補助100万円      自己負担60万円  420万円もお得!  ※都の補助金額にも上限があります。都の助成要件など詳しくは、都ホームページをご覧ください エコ助成金対象項目 個人住宅向け:個  集合住宅向け:集  事業所向け:事 ●太陽光発電システム 個・集・事 ●家庭用燃料電池(エネファーム) 個  ※ガスに含まれる水素と空気中の酸素で発電し、発電の時に出る熱を給湯などに利用するシステム ●ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS(ヘムス)) 個 ●ゼロエネルギーハウス(ZEH(ゼッチ))・東京ゼロエミ住宅 個 ●蓄電池  個・集・事  ※充電して電気を貯めておくことができ、必要なときに電気機器に供給することができる電池  ●電気自動車・燃料電池自動車など 個・事 ●LED照明機器  個・集・事 ●普通・急速充電設備  集・事  ※電気自動車などへ電気を供給するもの ●省エネ型小規模燃焼機器など 事 特におすすめ ●遮熱塗装等断熱改修(屋根や外壁、窓など) 個・集・事 ●空調設備機器 事 この他にもエコ助成金の利用ができます。要件など詳しくは区ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。