タイトル 内山信二さん×青木克コ葛飾区長 新春対談 葛飾出身で区の魅力をテレビなどで広くお伝えいただいている、タレントの内山信二さんをお迎えしました。 生まれ育ったまち・葛飾 区長 内山さんは小さい頃を新宿で過ごされたんですよね。 内山 はい。当時は亀有や金町の駅前にビルとかもできる前ですから、赤提灯の店がズラーっと並ぶまさに「下町」でした。僕の家は中川が近かったので、川でコイを釣ったり、あとは駄菓子を買い占めて公園で食べたりしてましたね。 区長 僕は亀青小学校(青戸八丁目)ですが、学校の周りには畑も田んぼもあって、中川とか荒川以外に小さい川が流れていたんですよ。 内山 そうだったんですか!僕が子どもの時もまだ畑がありました。新宿ネギが有名で、小学生のときにネギを取りに行きましたけど、最近はだいぶ畑も減りましたね。 区長 確かに景色は変わりましたが、人情味は今も豊かですよ。 内山 僕、いろんな所でロケしますけど、ものすごく声掛けてきてくれますよね、葛飾区の人って(笑)。それはまぁ僕が葛飾出身っていうのがあると思うんですけど、フレンドリーですよね。 区長 本当ですよね。イベントでご一緒させていただいた時、ビックリしました。 内山 でもこれが下町の良さですよね。正直自分で言うのも変ですけど、子どもの頃、結構人気あったんですよ!(笑)区外だとキャーキャー言われて。でも僕の実家が魚屋だったので新宿では「魚屋の信ちゃん」って言われてましたけど、これが結構うれしかったですね。タレントでも子役でもなく、普通のただの内山信二でいられる場所なんですよね。今はもう魚屋じゃないんですけど、今でもたまに新宿に帰ると「あっ、魚屋の信ちゃん」って言われて「故郷に帰ってきたなぁ」って思います。同じ東京でも、やっぱり葛飾に戻ってくるとなんかホッとするんです。 区長 葛飾を故郷と感じていらっしゃるんですね。今後、多くの分野で葛飾の子どもたちが活躍してくれると思いますが、故郷の葛飾が原点にあったと、何かしらのときに話してくれるとうれしいですね。 内山 いいですね。葛飾の子どもたちにも芸能界などで活躍してもらって、葛飾に帰ったらホッとしてもらいたいですね。 子育てするなら葛飾で 内山 僕は今年36歳なんで、結婚とかも考えるじゃないですか。結婚して子どもができたら葛飾で子育てしたいんですよね。 区長 それはぜひ! 内山 僕が遊んだ公園や川などで子どもを同じように育てたいなと思ってます。それから、僕が小学1年生ぐらいの時に6年生とかのお兄さんやお姉さんたちが遊んでくれて、年上との付き合い方とか、みんなでの遊び方とかを教わったんですよね。ああいう環境の中で自分の子どもを育てたいなぁって。子どもにはいろんな経験をさせたいなと思います。という考えはすごくあるんですが、いかんせん結婚相手がいないっていうのがちょっと(笑)。あのー、これって区長の力でなんとかなりませんかね(笑)。 区長 これはなかなか難しい問題ですよ(笑)。 内山 いやだからですね、僕ほんとに、本気で考えてるんですよ。ゆくゆく結婚して子どもができたら葛飾に住もうって。だから葛飾在住か葛飾出身の女性と結婚したいなと思ってるんです。 区長 それはいいですね! 内山 だからあのー、まぁそのー、僕とのお見合いの企画も考えていただけませんか?(笑) 区長 葛飾のイベントにぜひ来てください。そうすればたくさん出会いがあって、もしかすると今年、決まるかもしれませんから。僕は期待してますよ! 内山 ほんとですかぁ!?ありますかねぇ? より魅力的なまち 「葛飾」になるために 区長 昨年はいろんな所で何度もお会いしましたね。フードフェスタではPR大使を務めていただき、本当にありがとうございました。 内山 いやー、あれはいいイベントでしたね。やっぱりおいしいものが集まるイベントっていうのは素晴らしいです。僕だけのわがままで言ったらほんと、毎月やってもらいたいぐらいです。 区長 実際に「もっとやってください」といった声が結構あるので、ぜひご意見を生かしながら、いろいろ考えたいと思います。 内山 区内もそうですけど、「実は葛飾ってこういうおいしい店がたくさんあるんですよ」って、区外でもやってほしいですね。 区長 そうですね。区外で発信したり、遠くから来てもらったりして、葛飾を知ってもらうイベントを今年もやっていきたいです。 内山 2020年に向けて多くの外国の人が東京に来ると思うので、葛飾にも寄っていただきたいですね。 区長 やっぱり下町の一つに葛飾があるってことを世界中に知ってもらいたいと思います。 内山 外国人の寅さんファンの方に「やっぱり下町ってスゲーな!」って思ってもらいたいです。でも、僕より若い寅さんを知らない世代の人たちって、帝釈天の情緒がなかなか分からないんですよね。だから改めて子どもたちに下町の情緒の良さというものを伝えたいなぁって思います。僕が小学生の時には地元の歴史を調べたり、「男はつらいよ」を観たりする授業がありました。今の子どもたちにも葛飾の魅力をいろんなことを通じて学んでほしいですね。 区長 区では小学3年生に「郷土かるた」※1を配って、その郷土のいろんなことを学ぶ取り組みをしています。このようなことを通じて葛飾の魅力をまた知っていただきたいと思います。あと、皆さんが笑顔になって、いろんなイベントを楽しんでいるじゃないですか。やっぱり参加している人たちが元気だと、まちは良くなると思うんですよ。 「かつしかの元気食堂」でより健康に! 区長 内山さんは僕が覚えている範囲でも本当に小さい頃からテレビに出てたじゃないですか。昔から雰囲気が全然変わらないですね。 内山 今現在、僕は身長175p、体重100sなんですが、小学6年生のときと比べて身長が5p伸びただけなんです。 区長 体もしっかりしていらっしゃいますが、好きな食べ物は? 内山 うーん、ほんとにいろいろ好きですけど、やっぱりお肉関係ですね。定食屋さんに行っても、サバの塩焼きというよりは生姜焼きとかを選んでしまいます。 区長 魚や肉ばっかりでもだめで、バランスの良い食事がすごく大切だって言われてますよね。 内山 (体型が)こういうふうになっちゃうんでね(笑)。 区長 葛飾でも食生活が少し偏っている方が多いので、区内の50店を超えるお店に栄養バランスの良いメニューなどを提供してもらう「かつしかの元気食堂」※2という事業に取り組んでいるんですよ。やっぱり健康じゃないと元気に活動できないですからね。 内山 健康じゃないと楽しむこともできないですよね。でも僕はひとり暮らしで、野菜がなかなか取れないんですよ。 区長 それならば、元気食堂にぜひ行って「野菜たっぷりメニュー」を選んでいただいて…全部よけて残しちゃダメですよ! 内山 バレました?いやいや、もちろん食べます! 区長 少し注意するだけでもだいぶ違いますから。ぜひ、意識して健康に気を付けてくださいね。 仕事も私生活も充実した1年に 内山 今年の冬に「鋼の錬金術師」という、有名なアニメの実写映画が公開されますが、私出演しますので、ぜひ観ていただきたいと思います。それと今年は彼女が欲しいと思ってます。特に葛飾区出身、または区内在住20歳以上で、できれば僕と一緒に元気食堂に行ってくれる人を探したいな、と。とにかく元気な方であれば。 区長 いや、元気が一番です。ぜひ今年も映画とかいろんな仕事を頑張っていただいて、そして私生活の方も充実させてくださいね。 内山 そうですね。あと葛飾のいろんなイベントに参加させていただきたいですし、ぜひ新年号をご覧になった方にもいろんなイベントに参加してほしいと思います。 区長 ぜひまた協力をしていただきたいのでよろしくお願いします。 タイトル 内山信二さんプロフィール 1981年9月25日生まれ。葛飾区新宿出身。タレント・俳優。子役時代にバラエティ番組で大ブレイク。今冬公開の映画「鋼の錬金術師」に出演。 ※1 ふるさと葛飾を知り、郷土を大切に思う心を育むことを目的に作られました。販売も行っています。【販売価格】 500円 【販売場所】区政情報コーナー(区役所3階304番)、郷土と天文の博物館(白鳥3‐25‐1)他。詳しくは、区ホームページ(トップ→生涯学習・スポーツ・文化→生涯学習→かつしか郷土かるた)をご覧になるか、お問い合わせください。【担当課】 生涯学習課 電話(5654)8475 ※2 区民の健康的な食生活を応援するため、栄養バランスが良いメニューを選べたり、塩分を控える注文ができたりするなど、健康的な食のサービスを提供する飲食店です(現在、52店舗を認定)。詳しくは区ホームページ(トップ→くらしのガイド→健康・医療・衛生→かつしかの元気食堂)をご覧になるか、お問い合わせください。【担当課】 健康づくり課 電話(3602)1268