8面 区の手続きや催し物の問い合わせ、がん検診の申し込みは、はなしょうぶコール 年中無休 午前8時から午後8時 電話6758‐2222 葛飾区ホームページ http://www.city.katsushika.lg.jp タイトル すぐ聞く!すぐ行く!すぐ対応! こちらすぐやる課です 月〜金曜日(祝日、年末年始(12月28日(土)〜1月5日(日)を除く) 午前8時30分〜午後5時  すぐやる課では、区民の皆さんの身近な困り事や作業依頼に対し、必要に応じて現場に駆け付け、詳しい聞き取りや調査、応急処理などを行う他、担当部署と連携して迅速な解決を図っています。また、区で対応できない場合でも、解決へのアドバイスを行いつつ、皆さんとともに最善の解決方法を考えるなど、親切・丁寧な対応に努めます。 こんな相談がありました 事例1  子どもが道路の雨水ますの穴に、シャベルを突っ込み、中に落としてしまった。取ってほしい。 対応  雨水ますは雨を排水するために道路の脇などに設置されていて、ますのふたには小さな穴が開いています。雨水ますが詰まってしまうと排水に支障が出るため、現場に向かった職員がふたを開けました。シャベルを回収し、今後、お子さんが雨水ますの中に物を入れないよう保護者の方に注意をお願いしました。 アドバイス  すぐやる課には、時々、雨水ますに物を落としてしまった方からの相談があります。下水本管に流されてしまった場合は回収できませんので、雨水ます付近で持ち物の出し入れなどを行わない注意が必要です。万が一、雨水ますの中に物を落としてしまってお困りの場合は、ご相談ください。 事例2  お隣の庭木の枝が我が家の方に伸びてきて困っている。 対応  お隣同士の問題は、区が皆さんに代わって対応することはできません。また、区が間に入ることにより、無用なトラブルを招いてしまう恐れもあります。  そのため、お隣の方に困っていることを率直に伝え、枝を切ってもらうなどのお願いをしていただくよう説明しました。 アドバイス  法的な解決に頼らず、話し合いで解決できるよう、日頃から近隣との良好なコミュニケーションを取ることが大切です。  庭木の所有者の方は、定期的に庭木の点検や手入れを行い、近隣に迷惑をかけない心遣いをお願いします。 タイトル 年末年始のごみ収集 【担当課】 清掃事務所 電話3693―6113 プラマーク・資源・ 燃やすごみ 12月29日(日)は火曜日地区のプラマーク・資源・燃やすごみを収集します。 12月31日(火)〜1月3日(金)は収集しません。 1月4日(土)は平常の収集曜日通り収集します。 燃やさないごみ 12月31日(火)〜1月3日(金)は収集しません。隔週の収集のため、年内の収集最終日(12月29日(日)の場合あり)が早い地域がありますので、「資源とごみの収集カレンダー」をご確認ください。 し尿 12月31日(火)〜1月3日(金)は収集しません。 粗大ごみ 【申し込み】 粗大ごみ受付センター 電話5296―4400 http://sodai.tokyokankyo.or.jp 12月29日(日)〜1月3日(金)は、申し込みできません(インターネットでの申し込みもできません)。 エアコン・テレビ・ 洗濯機・衣類乾燥機・ 冷蔵庫・冷凍庫 【申し込み】 家電リサイクル受付センター 電話5296―7200 12月29日(日)〜1月3日(金)は、申し込みできません。 ペットボトルの店頭回収 12月31日(火)〜1月3日(金)は収集しません。 ▽資源やごみは収集日当日の午前8時までに出してください。 ▽スプレー缶やカセットボンベなどは、必ず中身を使い切ってから他の燃やさないごみとは別の袋に入れて出してください。 ▽「資源とごみの収集カレンダー」は3月まで使えます。年末に捨てないでください。 なくそう!不法投棄  粗大ごみや家電製品などを道路や空き地などに捨てる不法投棄は、法律により罰せられる犯罪行為です。  粗大ごみや不用になった家電製品などは、適正に処理してください。 【担当課】 リサイクル清掃課 電話5654―8272 タイトル かつしかの暮らしと文化 159 師走のすす払い   師走は一年を振り返り、新しい年を迎える大切な月です。天保9年(1838年)に斎藤月岑が著した『東都歳事記』には、江戸市中で12月13日をすす払いの日と定め、師走になるとすす竹を売り歩く姿が見られるようになり、新しい年を迎えるための大掃除に取り掛かる様子が記されています。  すす払いは古くから師走の行事として行われていましたが、12月13日と定められたのは、寛永17年(1640年)の12月13日に江戸城内ですす払いが執り行われ、旗本や御家人、さらに町民もそれに倣ってすす払いを行うようになったようです。  本来、「すす払い」は「すす掃き」とも言われ、神棚や仏壇のすすを払い清め、神仏に祈りをささげるもので、一年の厄を払い、新しい年を迎えるための大切な行事でした。それがいつしかすすだけでなく、ちりなども払い清める大掃除を意味するようになり、江戸市中でも家の者全員で新年を迎える行事として大掃除を行うようになり、次第に定着していきました。  商家では、主人他一同の者が頬かぶりやたすき掛けをして一年の間にたまったすすやちりを払い、大掃除後には、そばや酒が振る舞われたり、主人や店の者が胴上げをしたりしました。  江戸の川柳にはすす払いの風景を詠んだものがあります。「金銭もこうたまればと十三日」。よくもこうちりが積もったものだと、ちりも積もればの例えを、銭に掛けたものです。「飲み代がそりや出たと十三日」という川柳もあります。大掃除で思わぬ銭を見つけたことを詠んだものです。さらに「女竹から男竹へうつる忙しさ」。一年の締めくくりのすす払いの竹が役目を終え、門松の竹へと変わることを詠んだものです。竹で一年が終わり、竹で一年が始まることを例えたもので、竹は一年の節目にはなくてはならないものだったことが分かります。  葛飾の街も師走になると新しい年を迎える準備に入ります。商店街では、「歳末」と大きく書き出したり、クリスマスや新年用の品物を備えたりと、一年を締めくくる商いにいそしむ姿が師走ならではの風景を彩っています。  大掃除は、今では年の瀬が迫った頃に行うことが多くなりました。しかし、寺社のなかには13日前後にすす払いの行事を行うところがあります。長い竹の先に笹を結わいた竹箒で諸堂のすすを払う姿は、現代の暮らしの中に残るいにしえの師走の風景として貴重なものです。師走の慌ただしさの中、そんな風景をのぞきながら一年を振り返り、新しい年に思いをはせるのも一興です。 (郷土と天文の博物館) 柴又帝釈天題経寺では12月17日にすす払いが行われます