○葛飾区長が所管する行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則

平成16年12月24日

規則第82号

(趣旨)

第1条 葛飾区長(以下「区長」という。)が所管する手続等を、葛飾区行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例(平成16年葛飾区条例第37号。以下「条例」という。)の規定に基づき、電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により行う場合においては、他の規則に特別の定めのある場合を除くほか、この規則の定めるところによる。

(定義)

第2条 この規則において使用する用語の意義は、特別の定めのある場合を除くほか、条例において使用する用語の例による。

2 この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 電子署名 電子署名及び認証業務に関する法律(平成12年法律第102号)第2条第1項に規定する電子署名をいう。

(2) 電子証明書 申請等をする者又は区の機関が電子署名を行ったものであることを確認するために用いられる事項がこれらの者に係るものであることを証明するために作成する電磁的記録をいう。

(電子情報処理組織による申請等)

第3条 条例第3条第1項の規定により電子情報処理組織を使用して申請等をする者は、当該申請等を書面等により行うときに記載すべきこととされている事項その他区長が必要と認める事項を、区長の定めるところにより、当該申請等をする者の使用に係る電子計算機であって次に掲げる機能を有するものから入力して、申請等を行わなければならない。

(1) 区長若しくはこれに置かれる機関又はこれらの機関の職員であって法律若しくは法律に基づく命令又は条例等により独立に権限を行使することを認められた職員(以下「区長等」という。)の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録する機能

(2) 区長等の使用に係る電子計算機と通信する機能

2 前項の申請等をする者は、入力する事項に係る情報について電子署名を行い、当該電子署名に係る電子証明書(区長等の使用に係る電子計算機から認証できるものに限る。以下同じ。)であって次の各号のいずれかに該当するものと併せてこれを区長等の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録しなければならない。ただし、区長の定める方法により当該申請等を行った者を確認するための措置を講ずるとき、又は区の機関が申請等をする場合において区長の定める情報システムを使用して行うときは、この限りでない。

(1) 電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(平成14年法律第153号)第3条第1項に規定する個人番号カード用署名用電子証明書及び同法第16条の2第1項に規定する移動端末設備用署名用電子証明書

(2) 電子署名及び認証業務に関する法律第8条に規定する認定認証事業者が作成した電子証明書(電子署名及び認証業務に関する法律施行規則(平成13年総務省・法務省・経済産業省令第2号)第4条第1号に規定する電子証明書をいう。)

(3) 商業登記法(昭和38年法律第125号)第12条の2第1項及び第3項の規定に基づき登記官が作成した電子証明書

(4) 前3号に定めるもののほか、区長が指定する電子証明書

3 条例第3条第4項に規定する氏名又は名称を明らかにする措置は、前項の規定により申請等をする者が行う電子署名その他の措置とする。

4 第1項の申請等をする者は、当該申請等を書面等により行うときに併せて提出すべきこととされている書面等に記載すべき事項を、区長の定めるところにより、当該申請等をする者の使用に係る電子計算機であって第1項各号に掲げる機能を有するものから入力し、及び第2項のファイルに記録し、又は当該書面等を提出しなければならない。

5 区長は、第1項の申請等に際して、当該申請等を書面等により行うときに併せて提出すべきこととされている書面等について、区長の定めるところにより、当該書面等の提出を省略させることができる。

6 同一内容の書面等を複数必要とする申請等(副本又は写しを正本と併せ必要とするものを含む。)について、第1項の規定により申請等が行われたときは、当該申請等に係る必要な数の書面等が提出されたものとみなす。

(平27規則56・一部改正、令5規則6・旧第4条繰上・一部改正、令5規則48・一部改正)

(電子情報処理組織による処分通知等)

第4条 区長等は、条例第4条第1項の規定により電子情報処理組織を使用して処分通知等を行うときは、当該処分通知等を書面等により行うときに記載すべきこととされている事項を、区長等の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録しなければならない。

2 区長等は、前項の規定により処分通知等を行う場合は、当該処分通知等に係る事項に係る情報について電子署名を行い、当該電子署名に係る電子証明書と併せてこれを前項のファイルに記録しなければならない。ただし、区の機関に対して処分通知等を行う場合において、区長の定める情報システムを使用して行うときは、この限りでない。

3 条例第4条第4項に規定する氏名又は名称を明らかにする措置は、前項の規定により区長等が行う電子署名その他の措置とする。

(令5規則6・旧第5条繰上、令5規則48・一部改正)

(電磁的記録による縦覧等)

第5条 区長等は、条例第5条第1項の規定により書面等の縦覧等に代えて当該書面等に係る電磁的記録に記録されている事項又は当該事項を記載した書類の縦覧等を行うときは、当該事項をインターネットを利用する方法若しくは区長が所管する事務所に備え置く電子計算機の映像面に表示する方法又は電磁的記録に記録されている事項を記載した書類による方法により縦覧等を行うものとする。

(令5規則6・旧第6条繰上)

(電磁的記録による作成等)

第6条 区長等は、条例第6条第1項の規定により書面等の作成等に代えて当該書面等に係る電磁的記録の作成等を行うときは、当該作成等に係る事項を区長等の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録する方法又は磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実に記録しておくことができる物を含む。)をもって調製する方法により作成等を行うものとする。

2 条例第6条第3項に規定する氏名又は名称を明らかにする措置は、作成等をした電磁的記録に記録した情報について電子署名を行い、当該電子署名に係る電子証明書を併せて記録すること又は区長が別に定める措置とする。

(令5規則6・旧第7条繰上)

(委任)

第7条 この規則に定めるもののほか、区長が所管する手続等を、電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法により行う場合に必要な事項は、区長が別に定める。

(令5規則6・旧第8条繰上)

この規則は、平成17年1月1日から施行する。

(平成27年7月27日規則第56号)

この規則は、平成28年1月1日から施行する。

(令和5年3月22日規則第6号)

この規則は、令和5年4月1日から施行する。

(令和5年5月10日規則第48号)

この規則は、令和5年5月11日から施行する。

葛飾区長が所管する行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則

平成16年12月24日 規則第82号

(令和5年5月11日施行)