(目的)

第1条　この規則は、葛飾区内に設置されている私立幼稚園が施設を整備するために金融機関等から借り入れた資金(以下「借入金」という。)に対し、その利子の一部を補給すること(以下「利子補給」という。)に関し必要な事項を定めることにより、幼稚園教育の振興と充実を図ることを目的とする。

(定義)

第2条　この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(利子補給対象者)

第3条　利子補給を受けることができる者は、私立幼稚園の設置者(以下「設置者」という。)で、次の各号に掲げる要件を備えたものとする。

(利子補給対象額)

第4条　利子補給の対象となる借入金の額(借入金が2以上あるときは、それらを合計して得た額をいう。以下「対象額」という。)は、1私立幼稚園について1,000万円以上5,000万円以下とする。

(利子補給の率)

第5条　借入金に対する利子補給の率は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める率とする。

(利子補給の対象となる範囲)

第6条　利子補給を受けるための対象となる経費の範囲は、私立幼稚園が園児の利用に供する建物の増築、改築又は修繕に要する経費とする。

(利子補給の期間)

第7条　利子補給の期間は、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める期間以内とする。

(利子補給の申請)

第8条　利子補給を受けようとする設置者は、葛飾区私立幼稚園施設整備資金利子補給申請書に、次に掲げる書類を添付して、葛飾区長(以下「区長」という。)に提出しなければならない。

(利子補給の決定及び通知)

第9条　区長は、前条の規定により申請があったときは、その関係書類を審査のうえ利子補給の可否を決定する。

(利子補給金の請求及び受領)

第10条　前条の規定により利子補給の決定の通知を受けた設置者は、次の表に掲げる区分に従い、請求書を区長に提出し、利子補給金を受けるものとする。

(報告)

第11条　利子補給金の交付を受けた設置者は、次の各号のいずれかに該当するときは、当該各号に掲げる報告書を区長に提出しなければならない。

(調査及び指導)

第12条　区長は、必要に応じて利子補給事業に係る調査及び指導をすることができる。

(決定の取消し等)

第13条　区長は、利子補給の決定を受けた設置者が、次の各号の一に該当すると認めたときは、利子補給の全部又は一部を取り消し、又は停止することができる。

(利子補給金の返還)

第14条　区長は、前条の規定により、利子補給の決定を取り消した場合において、既に利子補給金が交付されているときは、期限を定めてその全部又は一部の返還を命ずることができる。

(加算金及び延滞金)

第15条　設置者は、前条の規定により利子補給金の返還を命じられたときは、その命令に係る利子補給金の受領の日から納付の日までの日数に応じ、その未納額につき10.95パーセントの割合で計算した加算金(100円未満の場合を除く。)を納付しなければならない。

(財産処分の制限)

第16条　利子補給の対象となる不動産を変更し、又は処分するときは、あらかじめ区長の承認を得なければならない。

(委任)

第17条　この規則における書類の様式その他この規則の施行に関し必要な事項は、区長が別に定める。