葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第2節 現在の葛飾

■安心して住み・憩い・働き続けられるまちに向けて :南水元土地区画整理事業

 南水元地区は、道路の多くが緊急車両の進入も困難な狭い道路で、行き止まりの道路や木造住宅も多く、防災性が課題となっており、土地区画整理事業注釈1の実施を検討してきた。平成14(2002)年に地権者意向調査を行ったところ、事業実施に対しおおむね賛同を得られたことから、平成16(2004)年に事業を開始し、宅地の形状が整理され、道路が拡幅された。また、2カ所の公園が整備され、防災性、居住環境や交通利便性の高い地区が実現した。

南水元土地区画整理事業の前後
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注釈1:事業区域内の土地について、公共施設の整備改善および宅地の利用増進を図るために宅地の形状を整理し、道路の拡幅や公園整備などを行う事業。特定の家が立ち退かなくてもよく、地域のコミュニティを存続させたまままちづくりができるという特徴を有している。