葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第2節 現在の葛飾

■安心して住み・憩い・働き続けられるまちに向けて :京成押上線連続立体交差事業(四ツ木駅〜青砥駅間)

 京成押上線四ツ木駅〜青砥駅間は、鉄道と交差する道路が11カ所あり、平和橋通りでは慢性的な交通渋滞を引き起こしている。また、鉄道によってまちが分断されるなど、一体的なまちづくりを進めるうえで、踏切が大きな課題となっていた。
 このため、平成8(1996)年に葛飾区自治町会連合会が本区間の連続立体交差事業注釈1の早期実現に向けた署名活動を実施し、18万4000人の署名を集め、国や東京都に要請を行った。平成13(2001)年には都市計画が決定し、平成15(2003)年に事業認可を取得した。その後、事業用地の取得を進め、平成28(2016)年に工事に着手した。

現在の渋滞する平和橋通り
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連続立体交差整備後の平和橋通り(イメージ)
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注釈1:市街地において道路と交差している鉄道を一定区間連続して高架化(又は地下化)することにより、多数の踏切を廃止し、踏切事故の解消、道路交通の円滑化、市街地の一体的発展を図る事業。