葛飾区史

第4章 現代へのあゆみ(戦後~平成)


第1節 戦後の葛飾

■葛飾から全国へ① 映画『男はつらいよ』 :映画『男はつらいよ』

 「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」
 この名ゼリフとともに、「寅さん」と「葛飾柴又」の名は全国区となっていく。
 『男はつらいよ』は、「フーテンの寅」こと車寅次郎が、生まれ故郷である柴又帝釈天参道の団子屋に帰ってきては、何かと騒動を起こす人情喜劇で、映画版では、柴又に暮らす人情味にあふれた登場人物や日本各地で撮影される美しい風景とともに、毎回登場する豪華なマドンナ・ゲスト陣が見どころとなっている。

「寅さん」で全国区になった柴又帝釈天参道
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