第1章 葛飾の風土と自然
第4節 章間コラム
■葛飾区の概要 :
葛飾区の面積・人口など
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「葛(かつ)」の字について
「葛」と「葛」は、どちらも漢字として存在する正しい字で、その差は字体のみであり、文字としては同一の意味をもっている。
「かつしか」が文字として最初に見られる「養老五年下総国葛飾郡大嶋郷戸籍」では、「かつしか」は「葛」の字が使われている。中世や近世においては、当て字なども頻繁に使われており、字よりも音のほうが重要とされ、『万葉集』には「勝鹿」「可豆思加」などがあり、基本的に音に漢字をあてているだけであった。
その後も現代まで「葛飾」と「葛飾」が使われていた。
葛飾区では、区制施行を告示した「警視庁・東京府公報」(昭和7〔1932〕年5月)に「葛飾」と明記されていることから「葛飾」を正式な区名としている。
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区の紋章
昭和 26(1951)年に公募により作られたもので、のびゆく葛飾区を表す意味で「カツシカ」の頭文字の「カ」と「力」を合わせたものである。
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