子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第9節 小菅(小菅・堀切・東堀切)

■ :小菅(小菅・堀切・東堀切)

堀切菖蒲園(葛飾区指定名勝)(堀切2丁目)  
 堀切で花菖蒲をみる庭園ができたのは、今から約220年前の江戸時代の終わりごろで、日本で最初にできたといわれています。「堀切菖蒲園」は、約130年前の明治時代中ごろに礒貝忠次郎さんが始めた堀切園という菖蒲園がもとになっています。  
 明治時代の終わりから大正時代には、堀切園を合わせて5つの菖蒲園が堀切の辺りにありました。  
 堀切園は、太平洋戦争が激しくなって不足してきた食糧を確保するため、1942(昭和17)年に水田になりました。戦争が終わった後、再び菖蒲園となりましたが、1960(昭和35)年、水質が悪くなったことから東京都が買い取り、1975(昭和50)年に葛飾区の公園になりました。現在は、200種6000株の花菖蒲が植えられています。

1977(昭和52)年の堀切菖蒲園
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堀切園をはじめた礒貝忠次郎さん(右側)(昭和時代はじめ)
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浮世絵にえがかれた堀切の花菖蒲
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ライトアップされた堀切菖蒲園
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