子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第9節 小菅(小菅・堀切・東堀切)

■ :小菅(小菅・堀切・東堀切)

小菅御殿(小菅1丁目)   
 約280年前の江戸時代の中ごろ、江戸幕府の8代将軍である徳川吉宗は、現在の東京拘置所の場所に「鷹狩り」のときの休憩場所にする建物をつくらせました。鷹狩りとは、鷹を使って白鳥や鴨などをつかまえる狩りの方法です。吉宗と息子で後に9代将軍となる徳川家重は、鷹狩りをするためにたびたび小菅を訪れ、江戸幕府の役人のやしきを休憩場所にしていました。  
 このやしきのうち約1万坪が幕府のものとなり、新しく将軍の休憩場所が建てられたのです。この建物は火災によってなくなりましたが、間もなく建てかえられ、しだいに「小菅御殿」とよばれるようになります。建てかえられた小菅御殿は、50年ほどして取りこわされました。

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「新編武蔵風土記稿」にえがかれた「小管御殿古図」
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