第3章 地域の歴史
第7節 亀有(亀有・西亀有)
■ :亀有(亀有・西亀有)
亀有駅(亀有3丁目)
亀有駅はJR常磐線の駅で、駅の北口・南口ともに両さんの銅像が置かれているなど、両さんに会えるまち「亀有」の玄関口となっています。東京メトロ千代田線ともつながっているので、都心へ行くのにも便利な駅です。
亀有駅は1897(明治30)年につくられました。最初この鉄道をつくるときには、宿場町として栄えて人が多く集まっていた新宿に駅をつくる計画でしたが、新宿の人たちが駅をつくることに反対したため亀有に駅がつくられることになりました。
当時の亀有駅の辺りは田畑が広がる農村でしたが、駅ができた後、昭和のはじめごろから都市化が急速に進みました。現在の亀有駅周辺は、アリオ亀有などの複合商業施設や商店街などが並び、観光客も多く訪れています。亀有駅の開業は亀有が大きく発展するきっかけとなりました。
移りゆく亀有駅