第3章 地域の歴史
第7節 亀有(亀有・西亀有)
■ :亀有(亀有・西亀有)
恵明寺(亀有3丁目)
恵明寺は、鎌倉時代中期につくられたと伝わる古い寺です。その後、室町時代終わりごろの戦乱で一時、荒れましたが、江戸時代に再び整備されました。
1736年に8代将軍の徳川吉宗が飼い慣らした鷹を使って鳥や動物をつかまえる鷹狩りを行った際に訪れて以降、江戸時代が終わるころまで、将軍が鷹狩りの際に食事をしたり、休憩をする施設である御膳所に指定されました。
恵明寺にある木造不動明王立像は、11世紀末から12世紀前半ごろにつくられたと考えられている古い像で東京都の有形文化財に指定されています。