子ども葛飾区史

第3章 地域の歴史


第4節 新宿

■ :新宿

新宿ネギ  
 江戸時代に江戸の人口が増えると、食べ物、特に新鮮な野菜が不足しました。そこで、江戸に近い現在の葛飾区をふくむ葛西地域では野菜をつくるようになります。  
 新宿を代表する農作物はネギで、新宿ネギとよばれました。品質がよいことで知られ、現在の足立区千住にあったネギ専門市場に出荷され、高い値段で買われました。出荷するときには、収穫したネギをきれいに束ねました。束ねることを「マルキ」といい、長さや太さをそろえたマルキは、新宿ネギの品質のよさを強調するものでした。現在は伝統のネギをつくる農家が少なくなりましたが、新宿小学校では新宿ネギの収穫体験を行っています。

新宿ネギの出荷作業(昭和50年代)
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新宿ネギの出荷作業(昭和50年代)
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新宿ネギの収穫体験
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